斎須 康孝 & YAMAHA TX750(2010 0329) |
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
周りの友達や先輩が乗っていたことが一番です。
やっぱりバイク乗ってるとカッコいいな、と思わされたので。
★ 2 ★
ひたすらストレートな道でスピード出して自己最高速度を更新した時です。
★ 3 ★
雨の日にガス欠して、長い坂の上にある一番近いスタンドまでビショビショになりながら押していたら、滑ってバイクを倒したこと。
★ ★ ★
降るかもしれない。
でも昼過ぎには晴れるかもね。
ジェット指令ではなく天気予報に命をかけて電車に乗った。
THE どんより。
THIS IS どんより。
どんより以上でもどんより以下でもない。
って空だけど雨は落ちていない。
なんとか持ちそうだ。
それにしても、もう4月だってのになんだこの薄ら寒さは。
「さみ〜」以外の言葉が出ない。
目の前の病院つか、病院をはじめとするいろんな施設があるっぽいところ。
超極秘の国家機密でも扱っているのだろうか。
さっきからゲート前にある詰め所の警備員が激しい。
「はい、タクシー止まって」
「そこの方、許可証を」
と、高圧的なマイクパフォーマンスを乱発している。
人もクルマもビッシビシに止めているのだが、クルマならともかく目の前を歩いてる人にひと声掛けるだけなら、いちいちマイクを通さなくてもいいのでは?
マイクで声を張り上げることにより、上司に「チャンボクは仕事しまくってますよ〜」とアピールしてるみたいで耳障りだ。
& さみ〜。
斎須君もTXの上で寒かったみたいだ。
行くか、つって外に出たけど身の危険を感じたため、一度戻って1枚着込んできたという。
そして着くなりバイクを磨き出す斎須君。
どしたの?
って、見ると。
よくよ〜く見るとタンクからシートからエンジンからフェンダーからタイヤサイドまで、ほぼ全面に小さな赤い点々が……。
仕事場近くの空き地に停めておいたところ、隣の工事現場から流れてきた吹き付け作業中のペンキを浴びてしまったらしい。
そ……そういうペイントにみたいに見えなくもないじゃん!
と、なぐさめにもならない言葉をかけてみたのだが、斎須君は猛烈に気になるらしく手を休めようともしない。
見ていたら僕まで気になってきた。
でも落ちないのでペンキ屋さんに要相談ってことで撮影開始。
いやしかし。
マフラーが右と左に1本ずつ、地面と水平に伸びているのは美しい。
バイクを縦に真っ二つに割って測ると重さが一緒な感じ。
地面に対してピタッと平行して進んでいくマフラーの軌道。
左右各1本出し水平マフラーは、僕が一番好きなタイプだ。
このシンメトリーな感じがいいのよね。
と思っていると、ちっこい犬がフレームイン。
しかも土俵入りを始める前に正面を見据えてビッと胸を張る時の白鵬ばりに微動だにしない。
なんなんだと。
君の土俵入りなのかと。
でも、キャンキャン吠えたら高圧的なマイクパフォーマンスで追い払ってやろうと思ったけど何も言わずにジッとしているので土俵入りを最後まで見守ってしまった。
ということで、画像は動物フレームインシリーズ第2弾「斎須君と犬」でいってみました。
ちなみに第1弾は斎須君を紹介してくれたトライアンフ三佐川君主演の「三佐川君と鳩」(VOL.21を見てね)です。
犬がどっか行って、街に平和が戻った。
そして撮影が終わると同時くらいに太陽が顔を出した。
斎須君がラーメンを食べにいくというので行きつけの店を紹介した。
行っても2ヶ月に1回くらいなので、果たしてそれを行きつけって言っていいかどうかは意見の分かれるところかもしれないが、偶然だけどそのラーメン屋さんは、斎須君がTXと出会ったバイク屋さんのすぐ近くだった。
ラーメンって、ちょいちょいバイクにフレームインしてくるよね。
ってのが斎須君と僕の結論です。