第22号 進捗状況(天狗2) |

イン古札納所。
神社のお札や破魔矢、正月の松飾り、ダルマ等を2月のどんど焼きまで保管する古札納所。
役目を終えたお守りや縁起物たちに感謝の気持ちを込めて、別れを告げる。
そんなそこそこ神聖な古札納所には、捨てられるけど捨てたらバチが当たりそうな人形とか置き物が完全などさくさまぐれで持ち込まれることもある。多々。
天狗は来てからもう4、5年。
古札納所を管理している先輩に聞くと「なんだか捨てられないから」と特等席に奉納され、ガラス越しに参拝者を見守っている。
おかめやひょっとこその他大勢のお面だったら違った展開になっていただろう。
天狗のお面に宿る「捨てさせなさ」ってどこからきてるのかをちょっと考えた(2分程度)結果、「現役感」という答えに行き着いた。
全然生きてるしっ!
って言ってる、天狗はどいつもこいつも。