【号外】誤植禁止町オリナス |
その時点で創刊から20年近く経ってたのかな。
俺が配属された時には終わってたけど、その昔「午後の職人たち」という連載があった。
ざっくり言うと日本のバイク界を支える人たちの物語。
登場するのは誰もが知っている有名人ではなく、誰もが知ってるパーツやウエアを作り続けている人とか、広報の人じゃなくて「取材? いや〜俺なんかいっすよ〜」なんて最初は断りそうな現場の人。
なにしろ「午後の」
これが見事だよね。
午前三時でも真夜中でもなく午後。
職人に「午後の」が付くだけで名曲の予感というかいつもは聞けない話が聞けそうな気になる。
今は腐るほどある、いわゆる「大人のバイク雑誌」の先駆けだったGOGGLE。
そのアーバンな誌風の中でも異彩というか異臭というかを放っていたモノクロの読み物。
たぶん担当編集者の青山さんとライター阿部さんコンビのせいだと思うけどページの存在が演歌だった。
そんな「午後の職人たち」のことを青山さんや阿部さんは略して「ゴゴショク」と呼んでいた。
ゴゴショクはいい企画だったけど、ゴショクはダメ、ゼッタイ。
ということで9号に出てくれたGアート(http://www.g-art666.com/)の壁画師・河野さんから突然名画が届いたから自慢します。