【号外】NEON MASK in マスクド・スーパー社会 |
毎日飲んでる言い訳として。
コース上に2軒の花屋さんがある。
連休前あたりから2軒ともスゴい人気なんだよね。客同士距離を取ってるとはいえレジの行列が店の外まで続いてるなんてのはザラだし。
こういう状況になると人は花を、緑を、求めるのだろうか。そういや今年はウグイスの声を1回しか聞いてない。
バイク通勤OKになったのかな。ってな感じのバイクもよく見る。
会社に乗りつける。
駐輪場はないから敷地内の、まあ自転車だったら置けなくもない。みたいなとこに無理無理停めようとするけど縁石が邪魔してスッと乗らず、おらっ。うらっ。とかやってるところに同期入社のあの娘が来た。シールド越しに目が合う。
「え? ん? イシハラ君?」
「あ。マリコちゃん。おはよう」
「おはよう。てかバイク乗るんだ?」
「まあね」
「ふう〜〜ん。なんてバイクなの?」
「V45マグナ」
「レモい……」
恋のソーシャルディスタンス。
あの日、僕達の緊急事態宣言は永遠に解除された。
それはともかくタイガー、ロビン、ビハインド・ザなどこの世にはいろんなマスクがあるわけだが、アベノマスクが届く前にネオンマスクが届いた。
4月中旬、東京に最初の緊急事態宣言が出されて1週間が経った頃、NEON Leather Garment(https://www.instagram.com/neon_leathergarment/)のジュリー君がインスタでメッセージを発信した。
マスクを作るらしい。
「10年以上、過酷なアスベスト除去の現場で働いた中で『マスクは命の次に大切だ』と恩師に教わり、様々な種類の防塵・防毒マスクを使ってきた私が企画し、作る」という。
抗菌・殺菌・速乾性にこだわった素材のみを使い、可能な限り空気がフィルターを通してのみ流れるようにするため縫製はかがり縫。
かがり縫ってどんな縫い方は分かんないけど、俺はこの先に待っているマスクド・スーパー社会はネオンマスクでいこうと決めた。
マスクしなくてもいいような世界になってもしたくなる、明日あの革ジャン(長靴も可)でバイク(長靴の場合はスペイシーでも可)乗るんだ〜って思ってる前の晩から盛り上がるような、カッコいいマスクを使おうと。
ボタンは現行ルイスと同じ形のUK製。
って言われても「そうか!」って思う知識はないけどカッコいいからそれでいい。
って言われて「あれか!」って思う知識もないけど
ジジイになるまで何度も洗って使おっと。