大谷 奈津江 & Harley-Davidson FLTR(2019.12.11/KUMAGAYA) |


小学校3年生の頃かな。
家の隣の自動車教習所で日曜日、
近所のおじさんが自分の娘をポケバイで遊ばせてたんですよ。
私も仲間に入れてもらっているうち自分のが欲しくなった。
一生懸命お年玉を貯めて、ひとりでバイク屋にポケバイを買いに行ったら、
「ポケバイはすぐ飽きちゃうから小さいモトクロスバイクを買ったらどうだい?」
って言われて帰ってまた貯めて……確か9万9千円。
ポケバイとモトクロスはカタチも走るとこも全然違うけど、
それはどうでも良かった。
走るのが土の上だろうがアスファルトだろうがバイク、
エンジンが付いているものに乗りたくて。6年生の時には草レースに出てました。
泥どろになるのも遊びの延長で凄い楽しくてなんの抵抗もなかった。
高1までやったかな。高2からサーフィンにハマって
板が高いからモトクロスを売って買った。
でもバイトを始め、免許を取ったら取ったで
アメリカンが欲しくなってビラーゴ250で街乗りを。
もちろん学校は免許禁止でしたけど。


まだハーレーを所有していない時、ハーレーイベントがありました。
会場内にはタイムアタックコースがあり、
私も広報車を借りて参加できるということで希望車種を聞かれた。
車種をまったく知らなかったので、
「なんでもいいです」と答えたところ用意されたのが、
どう見てもタイムアタックには相応しくないバカでかい1台。
これは段取りをしたハーレージャパンからの挑戦状だと確信し、
「受けて立とうじゃない!」と挑んだら愛着が湧き、
「ハーレー買うなら絶対ロードグライド」と決めたんです。
最後はハーレーって思いもずっとあった。
あたしの中でクルマはメルセデス、
バイクはハーレーで打ち止めというか、夢で。

