佐藤 侑吾 & kawasaki 250TR(2017.04.13) |
Q1:バイクに乗ろうと思ったキッカケっていうか、影響受けたモノは?
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
高1の時、野球部の先輩が彼女を乗せてビッグスクーターで通学しているのを見てバイクに憧れを抱きました。
23の時、渋谷のガード下に路駐しているバイクの中に、ひと際ヤレていてクラッシックなチョッパーのShovelを見つけました。
オーナーさんもカッコ良くてお洒落で、そのくせさらにCoolにキックでエンジンをかける姿を見て、背筋がシビれたのを覚えています。
★ 2 ★
真夏のジリジリした炎天下、海岸沿いや森の中、山の中……拓けた、どこまでも続いていそうな長い道を走っている時。
夜中、路上でマシントラブルが起きたけどその場で修理して自走で帰れた時は「これだからやっぱりバイクはやめられない」と思いました。
★ 3 ★
スピード違反で捕まった時。
新品のタイヤに釘が刺さった時。
ガス欠した時。
★ ★ ★
なんかツイてるかもしんない。
そう思わせる瞬間がある。
ユウゴ君と待ち合わせしたコンビニに向かう途中の中原街道。
星薬科大学前の赤信号で止まった時だった。
サングラスをかけ、黒のダウンベストを着たデカい人が横断歩道を渡ってくる。
手にしたリードの先にはミニチュアダックスがちっちゃい歩幅で歩いている。
亡くなってからすいぶん経つけど俺の実家でもリリイという名のミニチュアダックスを飼っていたことがあり、リリイと同じ毛の色をした犬を見ながら、リリイはエビのシッポが好きだったなあ。カリカリいい音させて食べるんだよね。でも生のエビのシッポなんて犬に食べさせて……ぬあーっ! 暴走王!
犬を散歩させていたのは小川直也だった。
サングラスはしてるけど小川は小川直也丸出しのまま星薬科大学横の小道に消えていった。
なんかツイてるかもしんない。
待ち合わせたコンビニでユウゴ君とダラダラしていると、「バイシクルゥ?」かなんか言いながら通りすがりのザンビア人が喰いついてきた。
もちろん一撃で「この人はタンザニアでもケニアでもなくザンビアの人だ」とは分かんなかった。
仕立ててます的なスーツ姿の2人の紳士は通訳の日本人女性を伴っていて、聞いたらザンビア大使館の人だったのだ。
ユウゴ君の国際交流が始まった。
手づくりチョッパーをいろんな角度から眺め回し、速いのか。どこ製なんだ。う〜ん、僕にはちょっと小さいなあ。とかなんとか……つかスゲーはしゃいでるじゃん2人とも!
カッコいいバイクは軽く国境を越えちゃうんだねえ。
越えた瞬間、見ちゃったし。
2人のザンビア人はきっと思ったね、「今日はなんかツイてるかもしんない」って。
★ ★ ★
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