安達 秀人 & kawasaki Z650LTD(2016.09.03) |

Q1:バイクに乗ろうと思ったキッカケっていうか、影響受けたモノは?
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
周りの環境……免許を取った頃はレプリカブーム真っ只中で、バイクに乗ってる連中がたくさんいた。
『あいつとララバイ』の研二くん……「バイクは楽しく爽快な乗り物」という印象がスゴく伝わってきた。
★ 2 ★
一番を決めるのは難しいけど……ひとりでツーリングに行った時、道に迷って道端で地図を見てたらクルマに乗った見知らぬお兄さんに「どこに行きたいの?」と話しかけられたこと。
★ 3 ★
以前乗ってたバイクが盗難に遭った(2台)
高速道路でサイドカバーが外れて飛んでいった。
高速道路でのガス欠。
★ ★ ★
1人で何から何までやってるブーツ職人、安達さんの工房『TongLiao』(http://order-boots.com/)は千葉県松戸市にある。
松戸は悪くないんだけど、松戸は俺の中ではロケハンが難航する街として名高い。
なので綿密なる事前調査が必要だ。
つってGoogleのストリートビューを立ち上げ、まず工房の周りはどんな感じだろうと黄色い人を地図の中に放り込んで歩かせる。
工房は新京成線・元山駅から徒歩5分のところにある元山マーケットの中にあるとのこと。
ちゃこちゃこ進むと画面に強い昭和臭を放つ建物が出てきた。
いい壁してんじゃん。
壁づたいの配線とか赤茶けた階段とか、「元山マーケット」から山マーの3文字が落ちて「元 ケット」になってる看板とかも味わい深い……つかここって元山マーケットっつーより元・元山マーケットなんだね。
もうマーケットとしては機能してないけどハコだけ残ってるから流用してるみたいな。
あくまで元マーケットであって廃マーケットではない的な。
実際に行ってみたら、安達さんの工房の他にも建築関係の事務所や居酒屋等が入っていて、建物としては現役バリバリな物件であることが分かった。
土曜日の午後。
ひっそりした通路。
ドアの前にはLTD。
このドアの向こうで作られているのは、世界に一足のフルオーダーブーツ。
ザ〜ッス!
と入るなり、ま、もちろん安達さんの顔が目に入って挨拶したんだけど、ほぼ同時に安達さんが履いてる白黒のブーツが目に飛び込んできた。
カッコいいな〜。
白いブーツいっすよねえ。
20年前、俺も白いブーツが欲しくてアメ横行ったんです。
でも黒しかなくて……つか今でもそれ履いてんすけど「最初は脱ぎ履きしづらいかもなんでビニール袋と一緒に履くといい。そのうちカタチができてくる」とか言われて20年経った今でもビニール袋がないとダメなんです。
居酒屋とか行くじゃないですか。
テーブル席ならいいけど座敷に上がったりするでしょ。
その下駄箱のとこでブーツ脱いでる姿のカッコ悪さ。
一緒に行ってるヤツにビニール袋を見つかった時、説明する面倒臭さ。
帰りに履こうとしたらビニール袋に穴が空いてた時の脱力感。
でもそのヘニャッヘニャのビニール袋に頼らざるを得ないという情けなさ。
でもってウチに帰ったら酒飲んで足がむくんでんのかまったく脱げず、玄関でうーんうーんやってるうちに起きてきた嫁さんに脱がしてもらうという屈辱的なプレイ。
どうすればいいですか?
教えて安達先生。
すると先生は「そういう時は、ここ(※足首に近い甲の部分を指差しながら)を叩くといいですよ」
と秘技を教えくれた。
その数日後に早速試したところ、脱げた気がします(←おぼろげ)
★ ★ ★