福島 康之 & Harley-Davidson XLCH1000(2016.08.25) |

Q1:バイクに乗ろうと思ったキッカケっていうか、影響受けたモノは?
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
きっと小学生1年生の頃に見た初期の仮面ライダーだと思う。
★ 2 ★
峠を攻めてる時に「生きてる!」「サイコー!」ってスゴく感じます。
★ 3 ★
Z750を結構お金かけてレストアして走らせた初日、ツーリングの待ち合わせでコンビニの前の駐車場にバイクを5台停めて雑談をしていたら、サイドブレーキ引き忘れの2トントラックが突っ込んできて、自分のZを含めた3台がボコボコにされたこと。
★ ★ ★
9月から渋谷に移転した『EAST URBAN Custom Cycles』(http://www.easturban.jp)
その旧店舗に初めてお邪魔した昨年の12月。
着いたのは3時くらいだったかなあ。
遠山さん(http://youwbike.exblog.jp/25262044/)の「ホントによく知ってるな〜」っつーバイクが出てくる映画やドラマの話を聞いたり、作品によっては「これ見たことない?」って上映してもらったりしているうちに外はじんわりと暗くなっていた。
ほんじゃぼちぼち撤収しよっかなーってところでガラッと戸が開き、入ってきたのが福島さんだった。
今、遠山さんにカスタムを作ってもらってる最中だという。
「福島さんはね、二子玉でBARやってるの」
あれ?
もしかして外にウッドデッキのテラスがあるとこですか?
2007年か2008年か。
吉本が幕張でやってたお笑いフェスに友達と行った帰りに二子玉の居酒屋で飲み、最後に行ったのがそのBARだった。
つか二子玉のBARってその1軒、しかもその1回しか行ったことないんだけど福島さんのお店は絶対そこな気がした。
「そうですよ」
やーーっぱり!
バイクが出来たら写真撮らせてくださいまし!
と、その日は携帯番号を聞いて別れた。
それから8ヶ月が経ち、福島号が完成したっぽいので電話してみると、福島さんは「いやー、俺も写るの? どうしても? ん〜、それはなぁ……」と超乗り気じゃない。
ままままま、そこをなんとかひとつ。
いやいや気楽な撮影ですから〜。
そりゃもうゼ〜ヒ。
と、そんなことしか言えなかったけど福島さんが折れてくれたのでソッコーで段取る。
待ち合わせたコンビニでくっちゃべっていると、「これの他にもう20年近くZのD1にも乗ってるんですよ」から始まって……高校時代はレスリングで各階級2人だけの日本代表に選ばれてアメリカに遠征(でも撮影時、ギンギンにやってたリオ五輪にはまったく興味ナシ)
ホームステイをしながら転戦するうちに好きになったアメリカで生活してみたくなり、まずは結婚しようととりあえず就職。
でも就職するやいなや会社を辞めて夫婦で渡米。
3年後、向こうで乗ってたクルマを元手に古着を買い込んで帰国し、突如として彗星のごとく二子玉で古着屋をオープン。
やがて古着の買いつけに少し疲れたある日、多摩川のほとり。まぶしい水面に目を細め、ふぅ。と、目に飛び込んできたのは上流から力なく流されてくるゴミだった。ハッとする。「このままじゃいけない!」。衝動に駆られ、そのまま店に戻るなりシャッターを閉めて店舗の改装と家具作りを開始。
店内の雰囲気から「これ、飲み屋できるんじゃ?」と新たなる希望を見い出したものの、酒の知識がゼロだったため「ちょっと勉強しよう」と向かった居酒屋で、たまたま配達に来ていた酒屋さんが高校時代のレスリング仲間だったというミラクルが起きる。
再会から即、相談に乗ってくれた仲間に「酒のことは任せる!」とBAR『WOOLSEY(ウールジイ)』(世田谷区玉川3-9-7 ベルウッド玉川 1F)を開店して今に至る……と、いちいち展開が高速タックル、しかも連発なので追いつくのがやっとというか俺、何回「え〜っ!?」つったかなあって感じでフォール負け。
★ ★ ★