2016年 03月 18日
行木 誠 & SUZUKI GS750GL(2016.01.06) |
★ ★ ★
★ ★ ★
Q1:バイクに乗ろうと思ったキッカケっていうか、影響受けたモノは?
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
地元浅草の友人です。
私が15歳で高校1年の5月、奴が知らぬ間に原付免許を取得し、ロスマンズカラー(いい加減なカッティングシート仕上げ)のホンダ・タクトで家の前に乗りつけたことがキッカケでした。
それまでの足と言えばチャリンコだったので、新時代の訪れに衝撃を受けたという感じでしょうか。
私の誕生日は3月なので、16歳になるその日まで悶々と過ごした覚えがあります。
その友人は別冊モーターサイクリストを愛読し、高校生ながらもGB250、ラビット2台、ベスパ等を次々乗り換えていたため、これにも少なからず影響を受けました。
私が高校生の頃、地元周辺(浅草・上野)で同世代が乗るバイクといえば暴走族の直管CB400SF及びゼファーと、チーマーロッカーズのほぼ直管SR、STEED、ドラッグスターが主流でした。
が、その頃たまたまベスパ(台湾製の50SS)を入手したのでそちらへは流れず、ベスパからモッズを知り、モッズをかじり、その流れで好みの音楽もR&B、ルーツSKA、2トーンSKA、SKAパンク、パンク、ハードコア、メロコア、ミクスチャー等に派生しました。
あ、これらの音楽とバイクはあまり関係ないですね。
★ 2 ★
16歳の誕生日、雨の中を鮫洲の試験場に行って原付免許を取得。その足で先の友人宅へ行き、彼の家にあった配達用のジャイロXを借りて2人で初のツーリングをした時はサイコーでした。
冷たい雨の中、当時はススキが生い茂るただの埋立地だった台場まで走り、公園脇のひなびた露店ですすったラーメン。
16にしてやっと自由になれた気分に浸ってました(※実はこのジャイロが青ナンバー登録で、今思えば無免でした……)
バイクに乗っている時はいつでも大概サイコーですが、低速から若干高いギアで一気に回転を上げた時の、モリモリモリモリ~っという加速感が好きです(※最近のバイクは制御が良くてあまり感じられませんね)
その先に海が広がっていようものなら昇天ものです。
無事に帰宅した後の一服、一杯、風呂もオマケ的にサイコーです。
シリンダーが発するチリチリ音を気にしつつ上まで回す2サイクルエンジンの加速感。
非力なベスパは限界も低く、使い切れるのでサイコーです。
★ 3 ★
初のギア付き(台湾ベスパ50SS)を入手した時に乗り方が分からず、勢い良くクラッチを離して車体が竿立ちに。
テール下のナンバー台をガリガリにした上、転倒してバーエンドのウインカーも壊してしまった。
初めて購入したナナハンでショップから家に戻る途中、自宅目前の交差点右折時に転倒。
カチカチの古タイヤを履いた老体を、優秀な教習車(VFR750)の感覚で傾けたことが原因と理解し、すぐにタイヤを交換しました。
羽田空港のトンネルでエンジン(GS750GL)のススを落とそうとガバっと開けていた時、後ろに白バイがついていたこと。
バックミラーで近付いてくるバイクのライトに気付き、それが白バイだと分かってすぐに減速。
このわずかな間は、「免許無くなったな……」と頭の中が真っ白でした。
赤色灯を点けて後ろにピッタリとつかれたため、トンネル抜けたら即止められると思いきや恨めしい顔でスルー。
その先の信号で並んだ時、思わず「計測できなかったの?」と聞こうかと思いました。
よく通る道で、隠れポイントもすべてチェック済だったハズなのに……と、いい教訓になりました。
アニマルボート主催の新春極寒ツーリングに参加した帰路、長年連れ添ったベスパのエンジンが息絶えたこと。
クランクのビッグエンドがガタガタでピストンが首を振っていたらしく、クランクとシリンダーともに終了。
レーシングシリンダーをノーメンテで使い続けてきたツケが回ってきたようです。これからはオール純正で楽しみます。
★ ★ ★
ナメキさんを紹介してくれたベスパの野々下さん(http://youwbike.exblog.jp/21514681/)によると、ナメキさんはオレンジ色のベスパとGS750GLを持っているとのことだった。
でもベスパは全バラ中で今のメインはGSだと。
おーっ!
GSナナハンは中村達っつぁんぶりじゃないか!
いいっすなーGS……ん?
ナナハンの後ろにGLってついてる。
それどんな?
これはド珍車なのでは!
見たことないバイクいっぱいあるけどたぶん見たことないと思うぜレッツゴー。
曇り空の土曜日、都内某所。
そのへんをうろうろしながら陸橋の壁に描かれた女の子の落書きはなんで白髪なんだろう。いやプラチナブロンドの北欧美少女なのか。でもアロハな感じもするんだよな、なぜか。
とか言いながら歩いていると、ぬおーっ!
間違いなくアイツだ。
久しぶりだな。
いつぶりだ?
小学生の頃はかなりの頻度だったけど、前に会ったのは……って思い出せないくらいなのに一発で分かる感触が足下から伝わってきた。
ウンコを踏んだのである。
しかもこの粘度は……若い!
生まれたのは今朝だろう。
このへんで愛犬を散歩させたオバちゃんが、自分ちの近くだったら私マナー守ってますから。愛犬家として当然ですから。みたいな顔で持ち帰るくせに「誰も見てないからいっか」つってほったらかした感じ。
つかホントずいぶん踏んでないのに「チミの右足の下にいるのはそうです僕ですウンコです」って一撃で分からせるウンコってスゴいな。
それを感じ取れる俺も捨てたもんじゃねえな。
スニーカーの裏を見てみると、ゴムのソールの菱形模様にみっちり詰まっている。
菱形模様が迷路だとすると人が多すぎて全然前に進めないって感じでウンコが渋滞している。
待ってろ。
俺がすぐ解放してやる。
つっても溝を突っついてほじくれるようなほっそい針金みたいなのがそのへんにほいほい落ちてたりしないので俺は無力もいいとこだった。
なんかないかな。
なんかないかな。
住宅街に入ると小さな工場的な建物のシャッターを洗っているオジさんがいた。
水がチョロチョロと道に流れてくる。
水は考えてなかったなあ。
チョロチョロだけど流れる水に足を踏み入れて洗い落とす。
でも効果は薄かった。
気休めってやつだった。
むしろ「このまま乾いて干涸びちゃうと思ってたのに水なんてラッキー」って感じでウンコは活き活きとした表情を浮かべている。
なんかないのかよ! この街!
一周して現場界隈に戻り、地面を見ながら歩いていると……あーっ!
街路樹の植え込みのゴミだらけの地面から、ホチキスの針をデカく&太くしたような金属片のまぶしい輝きが突然目に飛び込んできた!(正確には錆びっ錆びだからちっともまぶしくはない)
都会の片隅でウンコ踏んでもなんとかなるんだなあ。
そこそこ達成感もあるし。
といったことは一切ナメキさんには言いませんでした。
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Q1:バイクに乗ろうと思ったキッカケっていうか、影響受けたモノは?
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
地元浅草の友人です。
私が15歳で高校1年の5月、奴が知らぬ間に原付免許を取得し、ロスマンズカラー(いい加減なカッティングシート仕上げ)のホンダ・タクトで家の前に乗りつけたことがキッカケでした。
それまでの足と言えばチャリンコだったので、新時代の訪れに衝撃を受けたという感じでしょうか。
私の誕生日は3月なので、16歳になるその日まで悶々と過ごした覚えがあります。
その友人は別冊モーターサイクリストを愛読し、高校生ながらもGB250、ラビット2台、ベスパ等を次々乗り換えていたため、これにも少なからず影響を受けました。
私が高校生の頃、地元周辺(浅草・上野)で同世代が乗るバイクといえば暴走族の直管CB400SF及びゼファーと、チーマーロッカーズのほぼ直管SR、STEED、ドラッグスターが主流でした。
が、その頃たまたまベスパ(台湾製の50SS)を入手したのでそちらへは流れず、ベスパからモッズを知り、モッズをかじり、その流れで好みの音楽もR&B、ルーツSKA、2トーンSKA、SKAパンク、パンク、ハードコア、メロコア、ミクスチャー等に派生しました。
あ、これらの音楽とバイクはあまり関係ないですね。
★ 2 ★
16歳の誕生日、雨の中を鮫洲の試験場に行って原付免許を取得。その足で先の友人宅へ行き、彼の家にあった配達用のジャイロXを借りて2人で初のツーリングをした時はサイコーでした。
冷たい雨の中、当時はススキが生い茂るただの埋立地だった台場まで走り、公園脇のひなびた露店ですすったラーメン。
16にしてやっと自由になれた気分に浸ってました(※実はこのジャイロが青ナンバー登録で、今思えば無免でした……)
バイクに乗っている時はいつでも大概サイコーですが、低速から若干高いギアで一気に回転を上げた時の、モリモリモリモリ~っという加速感が好きです(※最近のバイクは制御が良くてあまり感じられませんね)
その先に海が広がっていようものなら昇天ものです。
無事に帰宅した後の一服、一杯、風呂もオマケ的にサイコーです。
シリンダーが発するチリチリ音を気にしつつ上まで回す2サイクルエンジンの加速感。
非力なベスパは限界も低く、使い切れるのでサイコーです。
★ 3 ★
初のギア付き(台湾ベスパ50SS)を入手した時に乗り方が分からず、勢い良くクラッチを離して車体が竿立ちに。
テール下のナンバー台をガリガリにした上、転倒してバーエンドのウインカーも壊してしまった。
初めて購入したナナハンでショップから家に戻る途中、自宅目前の交差点右折時に転倒。
カチカチの古タイヤを履いた老体を、優秀な教習車(VFR750)の感覚で傾けたことが原因と理解し、すぐにタイヤを交換しました。
羽田空港のトンネルでエンジン(GS750GL)のススを落とそうとガバっと開けていた時、後ろに白バイがついていたこと。
バックミラーで近付いてくるバイクのライトに気付き、それが白バイだと分かってすぐに減速。
このわずかな間は、「免許無くなったな……」と頭の中が真っ白でした。
赤色灯を点けて後ろにピッタリとつかれたため、トンネル抜けたら即止められると思いきや恨めしい顔でスルー。
その先の信号で並んだ時、思わず「計測できなかったの?」と聞こうかと思いました。
よく通る道で、隠れポイントもすべてチェック済だったハズなのに……と、いい教訓になりました。
アニマルボート主催の新春極寒ツーリングに参加した帰路、長年連れ添ったベスパのエンジンが息絶えたこと。
クランクのビッグエンドがガタガタでピストンが首を振っていたらしく、クランクとシリンダーともに終了。
レーシングシリンダーをノーメンテで使い続けてきたツケが回ってきたようです。これからはオール純正で楽しみます。
★ ★ ★
ナメキさんを紹介してくれたベスパの野々下さん(http://youwbike.exblog.jp/21514681/)によると、ナメキさんはオレンジ色のベスパとGS750GLを持っているとのことだった。
でもベスパは全バラ中で今のメインはGSだと。
おーっ!
GSナナハンは中村達っつぁんぶりじゃないか!
いいっすなーGS……ん?
ナナハンの後ろにGLってついてる。
それどんな?
これはド珍車なのでは!
見たことないバイクいっぱいあるけどたぶん見たことないと思うぜレッツゴー。
曇り空の土曜日、都内某所。
そのへんをうろうろしながら陸橋の壁に描かれた女の子の落書きはなんで白髪なんだろう。いやプラチナブロンドの北欧美少女なのか。でもアロハな感じもするんだよな、なぜか。
とか言いながら歩いていると、ぬおーっ!
間違いなくアイツだ。
久しぶりだな。
いつぶりだ?
小学生の頃はかなりの頻度だったけど、前に会ったのは……って思い出せないくらいなのに一発で分かる感触が足下から伝わってきた。
ウンコを踏んだのである。
しかもこの粘度は……若い!
生まれたのは今朝だろう。
このへんで愛犬を散歩させたオバちゃんが、自分ちの近くだったら私マナー守ってますから。愛犬家として当然ですから。みたいな顔で持ち帰るくせに「誰も見てないからいっか」つってほったらかした感じ。
つかホントずいぶん踏んでないのに「チミの右足の下にいるのはそうです僕ですウンコです」って一撃で分からせるウンコってスゴいな。
それを感じ取れる俺も捨てたもんじゃねえな。
スニーカーの裏を見てみると、ゴムのソールの菱形模様にみっちり詰まっている。
菱形模様が迷路だとすると人が多すぎて全然前に進めないって感じでウンコが渋滞している。
待ってろ。
俺がすぐ解放してやる。
つっても溝を突っついてほじくれるようなほっそい針金みたいなのがそのへんにほいほい落ちてたりしないので俺は無力もいいとこだった。
なんかないかな。
なんかないかな。
住宅街に入ると小さな工場的な建物のシャッターを洗っているオジさんがいた。
水がチョロチョロと道に流れてくる。
水は考えてなかったなあ。
チョロチョロだけど流れる水に足を踏み入れて洗い落とす。
でも効果は薄かった。
気休めってやつだった。
むしろ「このまま乾いて干涸びちゃうと思ってたのに水なんてラッキー」って感じでウンコは活き活きとした表情を浮かべている。
なんかないのかよ! この街!
一周して現場界隈に戻り、地面を見ながら歩いていると……あーっ!
街路樹の植え込みのゴミだらけの地面から、ホチキスの針をデカく&太くしたような金属片のまぶしい輝きが突然目に飛び込んできた!(正確には錆びっ錆びだからちっともまぶしくはない)
都会の片隅でウンコ踏んでもなんとかなるんだなあ。
そこそこ達成感もあるし。
といったことは一切ナメキさんには言いませんでした。
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by hoya3104
| 2016-03-18 09:00
| 3QUESTIONS
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