2015年 12月 09日
佐藤 圭輔 & F.B Mondial Sprint(2015.11.07) |
★ ★ ★
★ ★ ★
Q1:バイクに乗ろうと思ったキッカケっていうか、影響受けたモノは?
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
ファッション誌で見たVespaに興味を持って専門誌を買いあさってからは完全にハマった。
50~60年代のイタリアンデザインがツボとなりバイクにも手を出してしまった。
★ 2 ★
その日に宿とルートを考えるツーリングを北海道で10日間くらいしたこと。
サイコーすぎて2回行ったけれどまた行きたいと思う。
★ 3 ★
MOTOGUZZI 1000Sで那須の峠を走っている時、オーバースピードで突っ込んでコーナーに突き刺さり、スネに穴が空いたこと。
スネは治ったけどバイクは廃車になった。
★ ★ ★
佐藤さんと待ち合わせたマクドナルドは、俺にとっては待ち合わせの名所だ。
ここで今まで4人のナイスガイと合流したり、目印として伝えてそのへんで落ち合ったりしている。
すぐ近くに入り口出口の雰囲気が現世と来世、夢と現実、男と女の境界線みたいなトンネルがあって、そこにバイクが入ることはま〜ずあり得ないんだけどファンタジーだからアリ、ってことで何度か使っているのだ。
マックに着いたらなんのだろう。
とにかく職人さんだらけで工事中だった。
やってねーのー?
やっててほしい。
佐藤さんとコーヒー飲みたいしなによりトイレに行きたい(小)
つって中を覗いたらカウンターの向こうのオバちゃんと目が合った。
オバちゃんは「工事してますけど安心してください。やってますよ」的なアイコンタクトで応えてくれた。
佐藤さんが小粋なイタリアンバイクで現れた頃にはニョーイもクーピーに達していたのですかさずオーダーを取り、オバちゃんの元に向かう。
コーヒーを2つ頼んでから、あまり切迫してる感じを出さずに「スンマセン、トイレは〜」と聞くと、「今工事中で……」って、え〜。ないのー?
佐藤さんが到着〜コーヒーを注文〜待ってる間にトイレに行くってシナリオで安心し切ってたのにそれは困る。
でもないもんはないので外に出て、現場監督風な人を探し、あまり切迫してる感じを出さずにお願いしてみると、「工事関係者以外は入れちゃダメなんですけどね」と言いつつもトイレに案内してくれた。
ありがとう監督!
なんでかは分かんないけど、佐藤さんのバイクを見る前から、今日はいつものトンネルじゃないとこで撮ってみようと思っていた。
あるのは知ってたけど行ったことなかった近くの公園。
落ち葉のクレッシェンド感バリバリでいい感じじゃないか。
しかも3連休真ん中の日曜日の午後なのに、太極拳的な体操をしているオッサンがいるだけで家族連れとか全然いない。
ヒッジョーに寂しいというか、小さいお子さんがいる地元の人達に「あの公園は行っちゃダメ」って言われてる感じがするというか妖気が漂っている。
滑り台とベンチがあるくらいなんだけど、座席つの? 乗るとこが4つあるブランコがいい妖気だった。
座るとこが鉄。
しかも劇的に錆びている。
カワマッチャン言うところの「酸化第二鉄。酸素3つに鉄が2つ」の赤錆だ(雑誌版創刊号コネタページ参照)
俺、もう何年も座られてないんだ。
座るとこは、そう言っていた。
少年達に漕ぎながらスニーカーをどこまで飛ばせるか競争されたり(昭和)、地面と水平になるまで立ち漕ぎされたり、付き合い始めてまだ2ヶ月くらいの高校生カップルにしっとりと揺らされたりすることもなく、1年が過ぎ、2年が経ち、気がつけば赤い錆を全身にまとっていたのだ。
最後に風を切ったのはいつだったか。
子供達がはしゃぐ声も、恋人達のささやきも、俺はもう聞くことができないのか。
漕がれてこその人生なのに、漕がれない。
でもブランコなのでFBで「今度の週末漕ぎに来てね! 待ってるよ〜\(^o^)/」とかメッセージできないし、駅前でチラシを配れるわけでもない。
こうしてじっとぶら下がって待つしかない。
その忸怩たる思いが妖気となり、佐藤さんの背後に立ち昇っていた。
佐藤さん、ちょっと待っててください。
俺はブランコを4つ、思いっきり揺らしてみた。
小粋なイタリアンバイクの後ろで、誰も乗っていないブランコが行ったり来たり、揺れ出した。
たぶん喜んでもらえたと思う。
★ ★ ★

Q1:バイクに乗ろうと思ったキッカケっていうか、影響受けたモノは?
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
ファッション誌で見たVespaに興味を持って専門誌を買いあさってからは完全にハマった。
50~60年代のイタリアンデザインがツボとなりバイクにも手を出してしまった。
★ 2 ★
その日に宿とルートを考えるツーリングを北海道で10日間くらいしたこと。
サイコーすぎて2回行ったけれどまた行きたいと思う。
★ 3 ★
MOTOGUZZI 1000Sで那須の峠を走っている時、オーバースピードで突っ込んでコーナーに突き刺さり、スネに穴が空いたこと。
スネは治ったけどバイクは廃車になった。
★ ★ ★
佐藤さんと待ち合わせたマクドナルドは、俺にとっては待ち合わせの名所だ。
ここで今まで4人のナイスガイと合流したり、目印として伝えてそのへんで落ち合ったりしている。
すぐ近くに入り口出口の雰囲気が現世と来世、夢と現実、男と女の境界線みたいなトンネルがあって、そこにバイクが入ることはま〜ずあり得ないんだけどファンタジーだからアリ、ってことで何度か使っているのだ。
マックに着いたらなんのだろう。
とにかく職人さんだらけで工事中だった。
やってねーのー?
やっててほしい。
佐藤さんとコーヒー飲みたいしなによりトイレに行きたい(小)
つって中を覗いたらカウンターの向こうのオバちゃんと目が合った。
オバちゃんは「工事してますけど安心してください。やってますよ」的なアイコンタクトで応えてくれた。
佐藤さんが小粋なイタリアンバイクで現れた頃にはニョーイもクーピーに達していたのですかさずオーダーを取り、オバちゃんの元に向かう。
コーヒーを2つ頼んでから、あまり切迫してる感じを出さずに「スンマセン、トイレは〜」と聞くと、「今工事中で……」って、え〜。ないのー?
佐藤さんが到着〜コーヒーを注文〜待ってる間にトイレに行くってシナリオで安心し切ってたのにそれは困る。
でもないもんはないので外に出て、現場監督風な人を探し、あまり切迫してる感じを出さずにお願いしてみると、「工事関係者以外は入れちゃダメなんですけどね」と言いつつもトイレに案内してくれた。
ありがとう監督!
なんでかは分かんないけど、佐藤さんのバイクを見る前から、今日はいつものトンネルじゃないとこで撮ってみようと思っていた。
あるのは知ってたけど行ったことなかった近くの公園。
落ち葉のクレッシェンド感バリバリでいい感じじゃないか。
しかも3連休真ん中の日曜日の午後なのに、太極拳的な体操をしているオッサンがいるだけで家族連れとか全然いない。
ヒッジョーに寂しいというか、小さいお子さんがいる地元の人達に「あの公園は行っちゃダメ」って言われてる感じがするというか妖気が漂っている。
滑り台とベンチがあるくらいなんだけど、座席つの? 乗るとこが4つあるブランコがいい妖気だった。
座るとこが鉄。
しかも劇的に錆びている。
カワマッチャン言うところの「酸化第二鉄。酸素3つに鉄が2つ」の赤錆だ(雑誌版創刊号コネタページ参照)
俺、もう何年も座られてないんだ。
座るとこは、そう言っていた。
少年達に漕ぎながらスニーカーをどこまで飛ばせるか競争されたり(昭和)、地面と水平になるまで立ち漕ぎされたり、付き合い始めてまだ2ヶ月くらいの高校生カップルにしっとりと揺らされたりすることもなく、1年が過ぎ、2年が経ち、気がつけば赤い錆を全身にまとっていたのだ。
最後に風を切ったのはいつだったか。
子供達がはしゃぐ声も、恋人達のささやきも、俺はもう聞くことができないのか。
漕がれてこその人生なのに、漕がれない。
でもブランコなのでFBで「今度の週末漕ぎに来てね! 待ってるよ〜\(^o^)/」とかメッセージできないし、駅前でチラシを配れるわけでもない。
こうしてじっとぶら下がって待つしかない。
その忸怩たる思いが妖気となり、佐藤さんの背後に立ち昇っていた。
佐藤さん、ちょっと待っててください。
俺はブランコを4つ、思いっきり揺らしてみた。
小粋なイタリアンバイクの後ろで、誰も乗っていないブランコが行ったり来たり、揺れ出した。
たぶん喜んでもらえたと思う。
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by hoya3104
| 2015-12-09 09:00
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