古澤 寛人 & HONDA CB750Four K1(2015 0321) |

Q1:バイクに乗ろうと思ったキッカケっていうか、影響受けたモノは?
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
クールス
キャロル
湘南爆走族
あいつとララバイ
爆発暴走族
アキラ
マッドマックス
★ 2 ★
走る前、走った後、メンテナンスした後。必ず缶コーヒーで一服するんですけど、心の中で小さく叫んでますね、「サイコー」って。
★ 3 ★
Z1のシリンダーを外そうとしたんだけどゴムハンマーがなく、木のハンマーで叩いたらフィンが欠けた時。
スティード400で家に着く3キロ手前でアクセルワイヤーが切れて汗だくで帰った時。
バイク便のバイトで90日免停をやらかした時。
仲間のZが盗まれた時。
★ ★ ★
古澤さんは今40歳。
23歳の古澤さんを知るナイスガイによると17年前はZ1に乗り、ロックンロールバンドでドラムを叩いていた。
そしてリーゼントにサングラスでヒゲもじゃだったらしい。
今の古澤さん、もじゃってないけどヒゲ濃いめなのでヒゲもじゃの余韻は残ってるな。
でもリーゼントとサングラスの面影があんまりない。
でも古澤さんの動きとかしゃべり方とか、そこを気にするか気にしないかの境界線の大らかさとかには古澤さん独特のリズムがある気がした。
今は津軽三味線にハマっているという。
一瞬、「しゃみいィ?」って思ったけどすぐに、あ。なんかしっくりくるじゃん古澤さんにもCBにも。CB三味線古澤さんって黄金のトライアングルじゃん。って思った。
今までギター持参で撮影現場に現れたナイスガイが2人いたけど三味線はいなかった。
自ら率先して三味線界に飛び込まない限り、人間が普通に生きていて三味線が趣味の人と出会う確率は結構低いだろう。
さりげなく三味線持ってきて欲しかった。
でもって松井ばりにCBの横に立ってゆずばりな路上ライヴを見せて欲しかった。
津軽三味線の名曲じゃなくていいから『風雪ながれ旅』のイントロを弾いてもらいたかった。
と、古澤さんの三味線ネタに喰いついていると通りかかったオジさんがCBをしげしげ眺めながら言った。
「フェラーリよりコレだよな〜」
そう言われてムカつく人はいないよね。
でもそこからだった。
オジさんのトークが止まらない。
そこそこ。ほどほど。キリのいいところ。引き際。お開き。といった心得がゼロのオジさんは、それ初対面の人と庄屋で飲むとき毎回言ってんでしょ?っつー感じのバイクとはまったく関係ない自分史ネタ(面白いかどうかは別にして小憎らしいほどの完成度)までぶんぶん放り込んでくる。
そりゃもう曲のクライマックスに昇り詰めようかという津軽三味線みたいにベゲベケベンベンベゲベケベンベン言いっぱなしなのである。
例えが強引だったけど。
いろんなもんを呼ぶなあ。
さすが日本の四気筒。
詳しくは雑誌版第2号の『カットイン劇場』でお伝えする予定です。
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