上釜 一郎 & Innocenti Lambretta LI150 ser2(2014 1209) |
Q1:バイクに乗ろうと思ったキッカケっていうか、影響受けたモノは?
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
中3の時に聴き始めたストーンズ。
彼らのルーツミュージックをさかのぼり、60年代の文化、MODSに関心を持った。
90年代の東京モッズ。
93年(?)のメーデーで、雷の光る豪雨の中、爆音とともにチッタに現れたThe Numbers!とそのスクーター達。
私にとってスクーターモッズの原風景。
★ 2 ★
仲間3人で初めてランした時。
スクーターは3人(台)以上で走るとランになると実感した。
サイコーと叫んではいないが、その時3人は同じ気分を共有した。
★ 3 ★
深夜246で帰宅していた時、信号待ち中にガソリン臭いと思ったらタンクとキャブをつなぐパーツが行方不明になっていて、ガソリンを垂れ流していた。
車両を近くのガソリンスタンドに預かってもらい、翌日ソッコーでパーツを買って行ってスタンドで付けた。
約20年前の話です。
★ ★ ★
「スーツで行きます」
という宣言通り、上釜さんはピシーッとキメて現れた。
紳士的というか教授的博士的、かつそこはかとなく岸田 森的な雰囲気を漂わせる上釜さん。
この人はいろいろ教えてくれそうだ。
つーことで、そのたくさん付いてるライトはどういう……。
とか今まで見たことあったけど聞いたことがなかったことを聞いてみた。
見ていくとライトは1つ1つカタチが違う。
ちゃんとシンメトリーになっていて。
バッジにも意味があって。
ただただ盛りゃあいいってもんじゃないんだと。
よくよーく見ると、ビッミョーな角度とか隣のライトとのクリアランスとかレイアウトとか見所が満載なのである。
これぞセンスの見せ所というかね。
とある「域」に達してないとチャレンジしちゃいけない企画というかね。
前田日明とザ・グレート・カブキ、中学生時代から貼りっぱなしの薬師丸ひろ子とスターウォーズのポスターおよび修学旅行かなんかで1枚買ってきて貼ってるのを見て、「そういうのが好きなのか? 集めてるのか?」って思ったんだろう。出張に行くと親父が土産で買ってきてくれるようになっていつの間にか増えていった観光地のペナント等、センスのカケラもなく壁を埋め尽くしていた高校時代の俺に見せてやりたい仕上がりなのである。
で、こういうのは……。
「和製英語でフルデコ(フルデコレーションの略)と呼んでいます。外人には通じません」
とのこと。
先生ありがとうございました。
★ ★ ★