笠原 章弘 & kawasaki Z1R2(2014 1217) |

Q1:バイクに乗ろうと思ったキッカケっていうか、影響受けたモノは?
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
母親に押してもらっていた乳母車の中で「もっと速く押して欲しい」とねだったことをよく覚えています。
思えばそれがスピードへの憧れの原点だと思います。
バイクブームにWGP黄金時代。
シュワンツに憧れて彼のように速くなりたいと思い、免許を取ってすぐ東京の埠頭に走りに行くようになりました。
★ 2 ★
カバーをめくると「超カッケーバイク」が置いてあって、それにまたがって乗っていく。
なのでいつもサイコーです。
★ 3 ★
免許を取った日、貸してもらった友達のゼファーをコカしてしまったこと。
左にコケた後、焦って慌てて起こそうとして今度は右にコケました。
そのことがトラウマで今でも他人のバイクを借りるのは躊躇します。
一度取り消しになった免許を取り直してから数年後、筑波のレースにCB400FOURで出た時のこと。
スタート直後、4、5台くらいを巻き込んだクラッシュに突っ込んでしまって空中に投げ出されました。
バイクは大破したものの幸い体の方は全治1ヶ月程度の打撲で済み大したことはなかったのですが、飛んでいる途中で見上げた澄んだ青い空と、アスファルトに叩きつけられる直前に人生の終わりを想像した感情は今でも忘れられません。
ただ、いろいろなことがあって呆れながら今でも付き合ってくれている友人達や、何度転倒しても何度事故があっても大したことがない体に産んでくれた両親のことを考えると、実は最悪なことなんかないのかもしれません。
★ ★ ★
雑誌の第2号用に。
雑誌の第2号用に。
2回書いちゃった。
雑誌の第2号用に。
って3回書くわけだけど、未確定要素が8割くらいな段階から俺は雑誌の第2号用にこそこそ動いていて、その日は夕方からフジ君のお店(http://bulletmoto.exblog.jp/)でフジ君が面倒を見ているバイクとそのオーナー(以下:魔界の住人)を再撮影していた。
撮影が終わって片付けつつタバコ吸ったりダラダラしているところにデニムのジャケットを着た笠原さんがふらりと現れた。
普段のアシにしているスクーターのオイル交換だかなんだか。
ふぅーん。
「Z1R乗ってるんですよね〜」
なぬーっ!
フジ君のひとことに俺はすかさず喰いついて連絡先を聞いて撮影の約束を取りつけた。
「じゃあお願いしますね! そのうち電話しま〜す」と笠原さんを見送った後、俺は魔界の住人に気になっていたことを聞いてみた。
「去年の11月に見覚えがない番号から突然携帯に電話が掛かってきてさあ……」
「ええーーっ!? なんで坂下さんに!?」
そこからが怒濤だった。
えー!?
Nシステムってスゴいのね。
えー!?
乱暴すぎじゃん、その(以下略)
えー!?
そんなんでいいの、その(以下略)
としか言いようのない、魔界の住人のムチャクチャ面白いんだけど雑誌でもブログでも無理という濃厚すぎるコネタで俺とフジ君は笑い転げた。
のが、10月11日。
時は流れて12月。
俺は笠原さんと再会した。
そして新たなコネタを入手。
笠原さん、後日の再査察となります。
★ ★ ★