越川 学 & PIAGGIO VESPA GTS250(2014 0908) |
Q1:バイクに乗ろうと思ったキッカケっていうか、影響受けたモノは?
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
映画『Rumble Fish』のミッキー・ローク(Z400LTD)
「男=バイク」だと思っていました。
★ 2 ★
免許取りたての頃に、気になるアイツとタンデムできたこと。
★ 3 ★
交通事故。
大したことはなかったけど2、3度あります。
飛び出してきた猫を避けてスリップもあった……。
★ ★ ★
俺は都内某所のバイク屋さんで取材していた。
週末は混むだろうから。
つって平日の昼間にしてもらったんだけどちょいちょい来るなあ、お客さん。
「持ってきましたよ」
革のベストを着た、定年になって悠々自適な感じの大パイセンが車検のバイクを預けにきた。
邪魔しちゃいけないので店を出る。
長い。
長くなりそうだなと思ったらホントに長い。
約30分中断の後、試合再開。
Tシャツ短パンにサンダルでコンビニ袋をぶら下げた、自営業風味の方が入ってきた。
「このステッカーいくらですか?」
10年くらい前に1回来たことがあるらしい。
邪魔しちゃいけないのでまた店を出る。
前々から行くって決めてたわけじゃなく、ついでにフラッと寄った的な感じだからチャチャッと撤収するだろうと思っていたら意外と長い。
約20分中断の後、試合再開。
このままじゃ確実に遅れる。
越川君には「14時くらいに行きます」って言ったのにヘタすると15時くらいになっちゃう。
朝から曇ってたけど夕方から雨の予報なんだよな~。
と、思いつつもまだ出られない。
ズバリ言ってバイク屋さんの話自体がチョー長かったってのもあるんだけど。
長くなりそうだな〜。たぶんこのへん、原稿に起こしても全部カットだな〜。とか思っても、このちょっと先にもしかしたら万が一、ひっくり返るようなコネタが飛び出してくるかもしれない。とか思うと切り上げるタイミングを失ってしまう。
するとだんだん後頭部が熱くなってきて、不意に、やや大きめの声で「じゃあぼちぼち!」とか言って片付け出したりなんかする。
俺は長くなりそうな話の上手い切り上げ術をあんまり持っていない。
桜新町の駅の近くのドトールの角を曲がってちょろっと歩くと越川君のオフィスがある。
入り口の大きなガラス越しに見えるのは棚に置かれた靴や革の小物類。
だから一見するとショップ風。
でも表にそれらしき屋号が掲げられているわけでもないので、通りかかって「あら? 靴屋さんなのかしら? ちょっとのぞいてみたいわ」と思ってもチャレンジしにくい、かといって高いわけでも低いわけでもない絶妙な高さの敷居が設定された物件なのだが、特筆すべきは、3世帯くらい入りそうなアパートの1階をぶち抜きで使っている点だろう。
一部はシャッター付きの倉庫だけど、「1階は全部ウチ」って言えるのってゴージャスでしょ。
これは越川君が代表をつとめ、洋服とか靴を卸販売したりPRしたりしている『OVERRIVER』(http://overriver.com/)への情熱がないと実現しなかったわけだが、情熱だけじゃない。
もうひとつ越川君は持っている。
それは大家運。
持ちたくても持てない人のほうが圧倒的に多い大家運。
ヨッ! 大家運持ち!
といったこともひっくるめて、遅れてすんませんでした越川君。
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