高森 栄一 & kawasaki 500SS MACH3(2014 0805) |

Q1:バイクに乗ろうと思ったキッカケっていうか、影響受けたモノは?
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
福島の環境(足が必要)
生への実感と死の実感。
自由。
旅。
気温、風、空気をそのまま感じられるから。
バイクは生きてる。
★ 2 ★
普段街中走ってる時でも「サイコー」って叫んで走ってる時がある。
ヘルメットの中から。
友人の友人から激安3万でSR400譲ってもらった。
バイクLIFEの再開。
★ 3 ★
学生の時、タクシーと事故ってお金的にバイク乗れない時代が続いた。
タクシーは工場とつながってるからキツイ。
★ ★ ★
撮影日の段取りを組もうと高森君に電話を掛けたらこんなことを言われた。
「旗が付いてるんですけど大丈夫ですか?」
旗っすか。
プレスの誇りの旗棒的なものがフロントにオッ立ってるわけですね。
ぜんっぜん問題ねえっすよ。
と俺は即答したのだが高森君は心配らしく、携帯から画像を送ってきた。
ねえじゃん。
オッ立ってねえじゃんプレスの誇りが。
ん?
もしかしてこっちか?
このそこそこデカい、1メートル×1メートルくらいの、レインボーカラーの……これ、旗なんだ?
高森君は自分で作った旗をはためかせてフジロックに行ってきたばかりだった。
野外フェスにはもう10年以上行ってないけど、バイクで行くなら旗のひとつもはためかせていいんじゃねえかムードになるよね〜。
にしても不意だ。
自由だ。
教科書には載っていない。
たまんない。
ほンならその旗ァ見してもらおうやないかい!
つって待ち合わせしたんだけど20分、30分、40分……。
高森君は一向に現れない。
この交差点の界隈には給食センター的なものがあるのか、パキッと「カレー!」とか「サンマ焼いてます!」とかじゃなく、なんかしらの食べ物を加工している時の支度臭というか片付け臭というかが漂っている。
カレーのニオイって嗅ぐとカレー食べたくなるけど、支度臭は特定の食べ物とリンクしてこないので特に食欲をそそるわけでもなく、嗅ぎ続けるとむしろ気持ち悪くさえなる。
うえっぷ。
俺は酔った。
そして高森君は迷っていた。
「川口街道にいます」
って川崎の田舎者にツルッと言われても困るんだけど。
「今ここです」
って入谷七丁目付近の地図を送られても分かんないんだけど。
見たら一撃で分かるでっかい旗が最強の目印として付いてるのに、たぶん半径5キロくらいの中で出会えないもどかしさ。
そして支度臭の吸い過ぎによる吐き気。
夏は熱中症だけ注意してりゃいいってもんじゃないのである。
★ ★ ★
▼9月末くらいまでは本屋さんに置いてあるのでひとつよろしくたのんます!▼
