越山 龍二 & Harley-Davidson FLHTCU(2014 0128) |

Q1:バイクに乗ろうと思ったキッカケっていうか、影響受けたモノは?
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
親父と『chi-chi's』の坂本さん。
バイクに興味を持ったのは、夜明けのコーヒーを新潟まで飲みに行く的なオトキチだった親父の影響。
ハーレーに興味を持ったのは高校生の頃。
ライダースを探しに、当時は竹下通りに店を構えていた『chi-chi's』に行き、店主の坂本さんから質実剛健な昔ながらの不良なライフスタイル(バイク・思想・ファッション・音楽等)に影響を受けた。
それ以来、20数年来のchi-chi's headsです
★ 2 ★
転勤で盛岡に引っ越した当初、知り合いもほとんどいなかったが、たまたま知り合ったバイク屋『Pure Soul』社長の滝田さんを通じ、すぐにバイク乗りの友人がたくさん出来た時、バイクを通じた人とのつながりが最高だと思った。
あとはバイクは走ってもイジってても眺めてても最高!
うれしかったのは、自分のバイクを見て「バイクに乗りたい」と相談をしてきた友人が実際乗り始めたこと。
★ 3 ★
真冬の深夜。
猛スピードでガードレールに激突してバイクも自分も洋服もボロボロ。
ふくらはぎからカップ焼きそばの湯切りのように血が吹き出す中、フロントフォークとネックが曲がったバイクを延々と押して帰った時。
★ ★ ★
越山さんの生まれは岩手県の一関市千厩町。
あ。
まず読めないよね岩手の人じゃないと千厩は。
千厩って書いて「せんまや」です。
俺は千厩には行ったことないけど思い出がある。
千厩には千厩球場っつー野球場があるんですわ。
2002年の夏。
そこでライヴイベントがあったんだけど……。
へ〜、千厩球場でライヴやるんだ〜。
告知を見ると地元のロッキン兄ちゃん達がイキオイだけで企画したような、つかイキオイだけしかないような雰囲気である。
出演リストに千厩含めた岩手県内のアマチュアバンドが並ぶ中、なぬーっ!
ウルフも出んの!?
ギターウルフ初のスタジアムライヴだとーっ!
そこには、小菅君という地元のロッキン兄ちゃんが送った「千厩に、俺達のフェスに来てくれ!」という1通のFAXにセイジさんが男気一発で応えたというロッケンロー人情ドラマがあった。
岩手だしウルフだし、無謀な青春ロッケンロー魂がほとばしりまくりだし、これはもう直撃弾を喰らったというか行くしかない!
頭の中で「ヒュ~~ルルルル、ド~~ン! パラパラパラ~~」って花火が打ち上がりっぱなしな感じで準備した。
そして前の晩、岩手に向かって出発した。
したんだけど、途中で千厩を通り過ぎて盛岡まで行かなくてはいけない緊急事態が発生してしまった。
だからオラ、ライヴは観てねんだ。
だけど忘れられねんだ、あの日、千厩に行けなかったことが。
「大船渡にも3年いましたよ」
越山さんのお母ちゃんとおばあちゃんは今も大船渡で暮らしていて、おじいちゃんのお墓参りにバイクで帰ったりもしているという。
出た!
久しぶりのSM!(三陸メイツ)
越山さんは「食卓にはいつも海産物があった。つってもほとんどおじいちゃんの酒のツマミだった気がするけど」ってくらいなので、たぶん身体の6割くらいは海産物で出来てると思う。
となると海産物トークが止まらない。
「小学生の時、ふっつーの海水浴場で潜って獲って岩場でカチ割って食べたウニより美味い生ウニって食ったことないわ〜」
「焼きウニも最高ですよね〜」
「んだんだんだ! あと夏場の岩牡蠣の苦みがまた!」
「あれは美味い!」
「あとホタテの貝柱のブ厚さね」
「そうそう!」
賛成票しか入らない。
この審議は三陸の海産物だったら全会一致で可決なのだが、問題はアイツだ。
世間一般的には「珍味」「不思議な味」「昭和の小学校の男子トイレの小便器に転がってた黄色い玉の味」「あたしダメ」「無理」「カンベンして」「東北新幹線で車内販売もしてる燻製の箱は色もサイズもなんかキャラメルっぽい」「うん。確かに箱はキャラメルっぽいけど中身はカンベンして」とか言われているアイツ。
越山さん、ホヤはどうっすか?
「ムチャクチャ好きですよ!」
わ〜い!
引き当てた!
ものすっごく薄いところを俺は引いたぞ!
さらに越山さんは……。
居酒屋でメニューにあったら必ず頼む。
スーパーで見掛けた場合は引き取る感覚で買う。
クソ不味いホヤを出す居酒屋は許さない。
ぬるいの禁止。
やっぱり酢の物か刺し身で。
……というホヤに対する姿勢、ホヤとの距離感まで限りなく俺と一緒だったので、今後は共闘路線でいこうと思います。
★ ★ ★