三崎 智之 & TRIUMPH BONNEVILLE T100(2013 1031) |

Q1:バイクに乗ろうと思ったキッカケっていうか、影響受けたモノは?
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
小学生の頃、鈴鹿8耐を応援していました。
特に平 忠彦。
平じゃなかったと思うけど、バイクを押しながらゴールを目指す選手とか、見ながら泣きましたね。
バイクにカッコ良さを感じた初めてかも。
地元の友人のバイクに簡単な改造をしたりペイントした思い出もあります。
結局、無茶苦茶になってバイク屋さんに持って行きましたけど。
シド・ヴィシャスがバイクに乗ってる映像もカッコ良かった。
映画の中のバイク乗りをカッコいいと思ったのは『さらば青春の光』
必ず観たい映画は『ラブレス』ですね。
★ 2 ★
いつもです。
特に田舎道を走る時の方が楽しい。
山を抜けて海を見下ろす時なんて、「きゃーーー! ステキ! サイコー!」です。
初めての遠乗り、修善寺の山道を抜けて西伊豆の海まで行った時は「サイコー!」って叫びました。
峠道、カーブでグッと沈んで起き上がる時は速度に関係なく「今の良かったなぁ」とか「もう少し沈みたい」とかいろいろ考えます。
まだ技術がないので楽しくて仕方ないです。
★ 3 ★
最悪な出来事は5年くらい前の夏。
あまりに楽しくて、ついつい東名で大阪を目指した時、暑さで熱中症(?)になったのか、豊橋あたりで遠近感がなくなり、ロレツも回らなくなってギブ。
「栄養補給!」とポカリスエットを飲んだけど全部吐いちゃって……死ぬかと思った。
最近だと事故って骨折したこと。
納車1週間だったのでショックが大きかった。
救急車のトビラ越しに見えたグチャグチャのバイクはあまりに悲しい景色でした。
事故る瞬間は「生きてやる!」って思いました。
まだ自分のバイク哲学みたいなものは持てていない気がしますが、これから自分のバイクセンスを探求していけるかと思うとワクワクしますね。
★ ★ ★
半年くらい前。
「期間限定でバーテンやってるんで良かったらどうぞ」
と、チャンシゲ(http://bravesong.com/)に誘われ、渋谷駅から徒歩2分くらいのところにあるBARに行ってみた。
うわっ!
油くせ〜っ!
油臭いのはBARの店内じゃなくて俺だ。
それは富士屋本店経由だから。
どうだ俺って油臭いだろ、BARの客ども!
日本最強立ち飲み屋の頑固すぎる油臭を喰らいやがれ!
と、思って乗り込んだのだが誰もいない。
客は俺とツレの編集者、2人きり。
まあ、いっか。
いや、良くない。
タバコ吸えないじゃん、ここ。
外で吸えと。
え〜。
にしても、入り口までの通路にはなぜか「割烹料理屋か?」って感じの玉砂利が敷かれ、店内の壁には青竹が埋め込まれていてなんか違和感があるというか狙いが分かんないというかズバリ言って変なBARである。
とりあえず「僕にジントニックを」と大田和彦調で頼み、2杯飲んで「もう二度と来ることはないだろう。チャンシゲも期間限定だし」と思いながら撤収したのだが、数日後、富士屋本店経由でまた行くことになってしまった。
ツレのナイスガイ2名が「チャンシゲ最終日だから行きましょうよ〜」とか言うもんだから流されてしまった。
わ!
客がいるじゃん。
でもってどんどん入ってくるじゃん。
アッと言う間にカウンターが埋まったと思ったらテーブル席もほぼ満席。
来るやいなやコンビニで買ったスパゲティ弁当を持ち込んで食べてる自由人もいるけど活況ですよ、大盛況。
ちょっと声を張らないと話できない感じ。
そんな中、隣のテーブルから聞き捨てならない言葉が飛び込んできた。
「ロケットカウル」
日常的には耳に飛び込んでくる頻度の低い言葉ですね。
「Wに」
俺は立ち上がって隣のテーブルに向かった。
「Wにロケットカウルゥ!?」
そこにいたのが三崎君。
で、即ナンパ。
「二度と行かねえ」と思った店でも流されて行ってみるもんですね。
★ ★ ★