2013年 09月 28日
地元に帰ろう 〜俺の部屋パトロール:千葉さんち 前編〜 |
★ ★ ★
★ ★ ★
地元に帰ろう。
という人に付いてって実家にお邪魔して、たまに帰るとほぼ100%の確率でお父さんお母さんに「アンタ、あのガラクタいつまで置いとくの? いい加減に片付けてちょうだい!」とか言われがちな、つまり今は物置と化しがちな部屋に上がり込み、若かりし頃の夢や希望、怨念、恥辱等の残り香を嗅ごうという当企画。
今回の査察対象は、バイク歴がぼちぼち40年になろうかという大先輩、千葉 良樹さんの部屋です。
「地元に帰ろう」という人に付いてって実家にお邪魔する場合、そこには初めてお会いするご両親がいたりするので、人格者であれば菅田のイカ煎餅、さいとう製菓のかもめの玉子、山田の生煎餅といった自分の地元の銘菓のひとつも「おしのぎに召し上がってください」(小林 薫調)と持参するのがマナーというものですが、オラ、手ぶらだよ。
いや正確には手ぶらじゃない。
段ボール持参。
っつーのも千葉さんちに来た目的のひとつは、「たくさんあるから欲しいの持ってっていいよ」といういにしえのバイク雑誌のサルベージなので、段ボールを用意しました。
なんせバイク歴が40年近い先輩っすから、さぞや懐かしいバイク雑誌が揃ってるんだろうなあと期待はふくらむばかりなのですが、現場にたどり着く前、段ボールをもらうという行為自体が懐かしかった。
昔ひとり暮らしで引っ越しする時はこうやって段ボールもらいに来たよなあ。
とか思いながら近所のドラッグストアに行ったわけですが、昔はホイホイくれたけど今はどうなんだろう。
リサイクルとかエコとか。いつの間にか俺の知らない法律が出来てて一般人の持ち出しはダメとか言われるんじゃないだろうか。
って、ちょっと不安だったので保険としてシャンプーとなめたけの瓶詰め2本を買い、そのついでみたいな感じで店員さんに聞いてみると「どうぞどうぞ。こちらにありますよ」と倉庫に案内してくれました。
クリエイトSDサイコー!(定時に流れるテーマソングも込みで)
★ ★ ★

先輩の実家は閑静な住宅街としかキャプションの付けようがない閑静な住宅街にありました。
最近、『ひと目で分かる! 庭木の剪定』というムック本を買って頭の5ページくらいしか読んでない俺としては庭木のチェックは欠かせない。
★ ★ ★
お邪魔しむわす。
そう。
これこれ。
これが実家のニオイ。
ここは千葉さんの実家だけど、誰んちであれどこであれ、実家には「ただいま〜」って言いたくなるようなニオイがある。
起きて寝て、食べて飲んで、泣いて笑ってケンカして(一部『ど根性ガエル』より抜粋)……っていう……人間という生き物のニオイというか、あれだ。
泣く時と笑う時は違うニオイが出てるかも。
頭に血が上ってる時と放心状態もニオイの種類が違うかも。
でも出してんだ。
人間じゃない生き物からしたら「わ! 人間くさっ!」ってなるニオイを。
それが醸造されて煮込まれてるのが実家臭。
それはともかく、「ただいま〜」って帰れる実家があって、「おかえり〜」って言ってくれる家族がいるのは幸せなことだよなホントにな。
バカで気楽な学生時代は考えもしなかったけど今のオラは心底そう思う。
改めてそう思ったっす先輩!
つって階段を上ったところにまず千葉さん弟の部屋があった。
「一応、見ときます?」
一応見や〜っす。
★ ★ ★
保管方法としては雑な部類に入ると思うのだが「サイドカバーを置いとくならココしかない」って感じもする。
捨てるに捨てられない感が満載の本棚にはバリ伝とキリンが当然のごとくに並ぶ。
壁にはバリー・シーンと松田聖子のポスター。ヒーローとアイドルのポスターならなんの躊躇もなく貼り倒す。それが蒼き少年魂というものだ。
そしていよいよ千葉さんの部屋に潜入。ジュウタンのヤレ具合と日焼け度を伝えるのはなかなか難しい。
小学生の頃からの鉄道マニアでもある千葉さんがその昔、親戚のオジさんにもらったという九十九里鐵道株式会社の車両備え付け灰皿。
でもってこれからこの本棚や押し入れの中に保管されたバイク雑誌をサルベージするわけだが……。
ふと振り返った壁に貼られていた1枚の写真から、事態は思わぬ方向へ急変するのだった。以下、続編へ。
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地元に帰ろう。
という人に付いてって実家にお邪魔して、たまに帰るとほぼ100%の確率でお父さんお母さんに「アンタ、あのガラクタいつまで置いとくの? いい加減に片付けてちょうだい!」とか言われがちな、つまり今は物置と化しがちな部屋に上がり込み、若かりし頃の夢や希望、怨念、恥辱等の残り香を嗅ごうという当企画。
今回の査察対象は、バイク歴がぼちぼち40年になろうかという大先輩、千葉 良樹さんの部屋です。
「地元に帰ろう」という人に付いてって実家にお邪魔する場合、そこには初めてお会いするご両親がいたりするので、人格者であれば菅田のイカ煎餅、さいとう製菓のかもめの玉子、山田の生煎餅といった自分の地元の銘菓のひとつも「おしのぎに召し上がってください」(小林 薫調)と持参するのがマナーというものですが、オラ、手ぶらだよ。
いや正確には手ぶらじゃない。
段ボール持参。
っつーのも千葉さんちに来た目的のひとつは、「たくさんあるから欲しいの持ってっていいよ」といういにしえのバイク雑誌のサルベージなので、段ボールを用意しました。
なんせバイク歴が40年近い先輩っすから、さぞや懐かしいバイク雑誌が揃ってるんだろうなあと期待はふくらむばかりなのですが、現場にたどり着く前、段ボールをもらうという行為自体が懐かしかった。
昔ひとり暮らしで引っ越しする時はこうやって段ボールもらいに来たよなあ。
とか思いながら近所のドラッグストアに行ったわけですが、昔はホイホイくれたけど今はどうなんだろう。
リサイクルとかエコとか。いつの間にか俺の知らない法律が出来てて一般人の持ち出しはダメとか言われるんじゃないだろうか。
って、ちょっと不安だったので保険としてシャンプーとなめたけの瓶詰め2本を買い、そのついでみたいな感じで店員さんに聞いてみると「どうぞどうぞ。こちらにありますよ」と倉庫に案内してくれました。
クリエイトSDサイコー!(定時に流れるテーマソングも込みで)
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お邪魔しむわす。
そう。
これこれ。
これが実家のニオイ。
ここは千葉さんの実家だけど、誰んちであれどこであれ、実家には「ただいま〜」って言いたくなるようなニオイがある。
起きて寝て、食べて飲んで、泣いて笑ってケンカして(一部『ど根性ガエル』より抜粋)……っていう……人間という生き物のニオイというか、あれだ。
泣く時と笑う時は違うニオイが出てるかも。
頭に血が上ってる時と放心状態もニオイの種類が違うかも。
でも出してんだ。
人間じゃない生き物からしたら「わ! 人間くさっ!」ってなるニオイを。
それが醸造されて煮込まれてるのが実家臭。
それはともかく、「ただいま〜」って帰れる実家があって、「おかえり〜」って言ってくれる家族がいるのは幸せなことだよなホントにな。
バカで気楽な学生時代は考えもしなかったけど今のオラは心底そう思う。
改めてそう思ったっす先輩!
つって階段を上ったところにまず千葉さん弟の部屋があった。
「一応、見ときます?」
一応見や〜っす。
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by hoya3104
| 2013-09-28 00:01
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