加藤 龍 & Harley-Davidson FXDX(2013 0810) |
Q1:バイクに乗ろうと思ったキッカケっていうか、影響受けたモノは?
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
沢山ありますが、今は長年ハーレーに乗り続け、己のスタイルとローカリズムを大切に守り続けているすべての諸先輩方や同世代の方々の生き方とスタイルに憧れ、影響を受けてます。
★ 2 ★
最近一番うれしかったのはFXDXを譲ってもらえたことです。
★ 3 ★
バンク角があまりないことを忘れて曲がってしまう時。
★ ★ ★
リュウさんを紹介してくれた安達君のお店『LAID BACK TAYLOR』(http://www.laidbacktaylor.jp/)も、リュウさんのお店『lighting corners』(http://anythinggoes.jp/)も仙台の青葉区にある。
同じ仙台市青葉区といってもこの2軒、扱うブランドも違えばお店周りの雰囲気も全然違う。
安達君トコはすぐ近くにデカい公園があるせいかどこかノンビリした空気。
店頭にお客さんが一服したりする用のイスが置いてるせいか縁側感も漂っている。
本物の縁側付きの洋服屋さんがこの世にあるかは未確認なのだが、大事だ。
都会において、ストリートにおいて、縁側のないビルの一角において、店主がいかに縁側感をプロデュースしているか。
俺が注目するのはそこだ。
とか言ってないでTシャツの1枚も買えば?
よく言われるなあ、それ。
それはともかく、リュウさんトコには縁側感が全然ない。
こちらは繁華街のド真ん中。
近くをウロウロしていると、黒く巨大な四輪駆動的な外車が2台、宅急便のトラックが来たら通れなさげな感じで停めてあって、その向かい側にはクルマのオーナーっぽい男(入れ墨込みでバンバンビガロ風)と愉快な仲間達がたむろしていて、おー、こわ。
この街の顔なのか?
俺らのシマなのか?
ザッツ繁華街。
といった感じ。
お店に入るとリュウさんは接客中だったのでカメラバッグだけ置かせてもらってロケハンに出た。
ちょっと大きい通り沿いのビルとビルの間の緑の通路。
このへん、よし。
ってことでお店に戻るとお客さんが増えていたので隣の駐車場で待つことにした。
じっとしていると、一晩営業した後の午前中の焼き肉屋さんの前を通り掛った時みたいなニオイがちょいちょい流れてくる。
俺は繁華街臭に酔った。
つかちょっと気持ち悪くなってきたので、そうだ。リップクリーム買おう。飲み過ぎなのか一昨日くらいから唇の左端が口内炎みたいになってて痛いから。
つってコンビニに入ると、まだ8月10日だってーのに「楽天 初Vだ!」とか表紙にデカデカと入った楽天バンザイ本が雑誌コーナーの一番いいところに面出しで5、6冊置かれていて……盛り上がってんじゃん!
と、痛いほど地元の盛り上がりを感じたのだが、オラが応援してるのは西武と日ハムだから(正確には雄星と大谷)スルーする。
軽いショッピングを経てお店に戻ると……お!
誰もいない!
ラッキー!
いや、リュウさん的には営業中なんでお客さんがいたほうがラッキーに決まってるんだけど、俺的には写真撮るなら今しかない!
ということで速攻で写真を撮り、店内で涼みながらちょっとくっちゃべっているとまたお客さんがやって来た。
ひっきりなしじゃないか!
大盛況!
今日は、もうお盆休みの人もいるだろう8月10日の土曜日の午後だってことを忘れていた。
すっかり仕事の邪魔をしてしまった。
じゃ、けえっかな。
と思ったのだがリュウさんのセールストークが、矢継ぎ早で怒濤、でも全盛期の北勝海みたいに押し一辺倒ではなく、ときどきお客さんにも話を振って拾って……とまあ見事。
もう、立派な芸ですよこれは。
内容は洋服のことばっかで何言ってるかほとんど分かんない。
でも俺は聞き惚れていた。
そしてなぜか寅さんを思い出していた。
そう。
リュウさんのトークには寅さんの啖呵売みたいなキレがある。
結局Tシャツの1枚も買ってないけど(リップクリームは買ったよ←他店)、リュウさんのトークは一聴の価値アリの仙台名物です。
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