君はバイクに乗るだろう VOL.92 |

小冊子作りでお世話になった広告代理店のデザイナー女史が大型免許を取った。
ってのはちょっと前のこと。
その頃は「安いスポーツスターないっすか?」とか聞かれた気もするんだが、少し経ってからスズキのGR650を買うらしいと聞き、GR650つーたらあれじゃん。
MVX250からMZサイドカー、GSX1150EF、Z1100スペクター(750だった気も)とか珍道中な感じのバイク歴をセルフプロデュースしていたマッスル石井(20年前、俺がバイク雑誌の編プロにいた当時の名物アルバイト)も乗ってたヤツじゃん。
ロッパンッ!
久しぶりに言ってみた。
言い方としては「ドトキンッ!」風に。
弾ける感じ。
気持ちいい。
久しぶりに言ってみたら気持ちいいじゃないかロッパン!
6月の終わり。
広告代理店に行ったらビルの裏にロッパンが停まっていた。
いる。
このビルの3階にGRロッパンに乗る女がいる。
と思って3階に上がって代理店に入るとデザイナー女史は歯医者に行ってていなかった。
まあいい。
いなくても言いたかったんで俺は「GRロッパンに乗る女」「これからはGRロッパンに乗る女……ってことで」とか言ってみたのだが、途中から俺はGRロッパンじゃなくてGSロッパンGと叫んでいた。
デザイナー女史が歯医者から帰って来ても「GSロッパンGに乗る女」「パンGガールズ」「1人だからパンGガールか」とか言い続けていた。
そのことに「あ……」と気づいたのはウチに帰ってからなんだが、GRとGSの入れ替わり方があまりに違和感なかったからなのか、「わーダセー。恥ずかし〜」って気持ちが全然わき上がってこない。
むしろ魔墓呂死のジン調で言うと「アッパレアッパレ」って感じすらある。
俺の頭の中には携帯でメール打つ時に1文字「お」って入れただけで変換候補のトップに「お疲れ様」って出るみたいな機能が付いてて、「GRロッパン」って言おうと思って「G」って言うと「GSロッパンG」って変換されるのだろうか。
だとしたら……!
レディース & ジェントルメン & ザス!
いつも。
ときどき。
今日初めて。
すべてひっくるめて、読んでいただきありがとうございます。
あまり問題ないでしょう。(総合司会・坂下 浩康)
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