更新後記 VOL.90

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　週に１、２回。
　主に飲み過ぎた次の日。
　健康で大股な男子（イメージ＝種市 浩一）が普通に歩くのと同じくらいのちんたらしたスピードで５キロくらいジョギングをする。
　いつかどっかのマラソン大会に出るという野望があるわけでもなく、昨日すっげー飲んじゃったけど今日は早起きして汗を流してますからプラマイゼロでしょ的な、言い訳がましいジョギングだけど。
　でもいいや！
　な〜んにも考えずに気持ち良く汗をかこう！
　つってスタートするんだけどなんせコースが246沿いなので嫌でもいろんなものが目に入って気が散りまくる。
　連休ド真ん中の午前７時半から走り回ってる白バイとか。
　その白バイに連休ド真ん中の午前７時半からトッ捕まっちゃったスクーターの職人さんとか。
　そんなんありかよ！
　萎えるよなあ……。
　連休ド真ん中だけど急に仕事になっちゃった。
　あ〜、娘とスカイツリー見に行く約束してたのに……。
　でも頑張る。
　パパは家族のために頑張るよ！
　つって現場に向かってるところでトッ捕まったら萎えるだろ！
　とか思いながら俺まで萎えたり。
　コース上で一番デカい交差点の信号の先の歩道に……なんだあれ？ 人か？
　近づいたら警察官がパイプ椅子に座っていた。
　うっわ！
　そこにオービスかよ！
　早朝の246のスッカスカの下り線、超連休気分、前方完全クリアの青信号でヒャッホーッ！……って入れ喰いだろ！
　とか思いながら皆様の無事を祈ってみたり。
　看板出してないけどどう見てもバイク屋さん的なことをしているお店の前に置いてあった２台のSDRにプレミア予告的なものを感じてほくそ笑んだり。
　でも不意に後ろから声を掛けられるのは気が散るどころじゃない。
　むんぬすっぐえ〜ビックリする。
　ちょっと前、帽子かぶってレオタードみたいなピッタピタのタイツの上から短パン穿いて、毎月ジョギング雑誌も買ってる風な人から「お疲れさまです！ この登り、キツいですよねえ」と突然声を掛けられてビビったことがある。
　ふっつーのカッコしたオニイちゃんを追い抜いた直後に「すんません！ ここから一番近い駅はどこですか？」って聞かれてビビったこともあった。
　体に悪いんだよ！
　
　レディース ＆ ジェントルメン ＆ ザス！
　いつも。
　ときどき。
　今日初めて。
　すべてひっくるめて、読んでいただきありがとうございます。

　後ろには気をつけましょう。（総合司会・坂下 浩康）
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