更新後記 VOL.79 |

『赤い季節』はどこから始まったんだろう。
監督にインスパイアを与えたチバユウスケの頭の中にメロディが流れた瞬間。
監督の頭の中に構想が芽生えた瞬間。
制作部がプロジェクトを立ち上げた瞬間。
それぞれオファーを受けたスタッフが集結して「組」になった瞬間。
撮影が始まった瞬間。
撮影が終わった瞬間。
編集がまとまった瞬間。
試写会が終わった瞬間。
公開日が発表された瞬間。
公開初日に上映が始まった瞬間。
それはたぶん、映画作りに携わった人の数、そして映画館で観る人の数だけあるだろうけど、俺が「あの時だったかなあ」と思うのは、衣装合わせ前のお祓いの時、プロデューサーの千葉さんが言ったひとことを聞いた瞬間だった気がする。
「この映画で、ビートを刻みましょう!」
俺はこの言葉を聞いて「くわっ!」ってなって、今に至ります。
レディース & ジェントルメン & ザス!
いつも。
ときどき。
今日初めて。
すべてひっくるめて、読んでいただきありがとうございます。
といった感じで映画の世界に異物として混入してきたわけですが、潜入記はまだ前編です。
後編は撮影中のすったもんだを赤裸々につづります(そのうち)
よろしくお願いしゃ〜っす!(総合司会・坂下 浩康)
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