中村 義人 & HONDA STEED400VLX(2012 0726) |

Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
映画『Easy Rider』を子供の頃に見て「いつかバイクに乗ってあんな旅がしたい」と思った。
★ 2 ★
小学校の頃、兄貴がモンキーを借りてきて後ろに乗せてくれた。
いつもは自転車で必死で漕いで登る坂道を、2人乗りのモンキーはアクセルを開くだけでどんどん登っていった。
「すっげ~~」
俺は叫んだ。
★ 3 ★
数年前、中古パーツのショップからネットでタンクを買った。
底に直径3ミリの穴が1つ空いてるとのことだったが、溶接で簡単に直ると言われて購入。
全体を黒に下塗りしたところで、知り合いのバイク屋に持ち込んで穴を溶接してもらった。
一応、水を入れてチェック……。
すると、溶接したところ以外にも無数の小さな穴が空いていて、あちこちから「ぴゅーっ」と水が吹き出した。
とても修理できるレベルではなかった。
ネットでの買い物は恐いなあと思いました(後日、クレームを入れて別のタンクを送ってもらいました)
★ ★ ★
Facebookを始めた頃、つっても始めたばかりなのでついこないだの話なのだが、「知り合いかも?」なんて言われて、お〜、いたいた〜、なんつって盛り上がっていると、見覚えのある名前が目に飛び込んできた。
中村 義人。
おーっ!
中村先輩じゃないっすか〜。
先輩ってのはもちろん「人生の」ってことなんだけど、俺の一番最初のバイクはスティードだったってので「スティードの」って意味も込めている。
スティードに乗った中村先輩を取材したのは11年前のことだった。
90年前半の国産アメリカンブームが下火になり、下火になる前後は中古車雑誌に並んでいたイジりまくったスティードも減り、スティード自体もカタログ落ちするかしないかの瀬戸際で、1つの時代が終わったというか、「最近あまり見ないよね〜」って言われるバイクになりつつあったわけだが、中村先輩は、ンなこたァ知ったこっちゃねえ的にスティードに乗って10年目を迎えていた。
スティードに10年乗り続けてる人はそうそういね〜だろ〜。
ということで取材させてもらったわけだが、「ウルトラご無沙汰しとります!」とFacebookで挨拶を送ると驚愕のメッセージが返ってきた。
あのスティード、もう21年になりますが、まだまだ調子良く乗ってますよ。
なぬーっ!
あの時のまま、中村先輩は横道坊主でスティードだった。
スティードに21年なんてホンダから表彰されてもいいんじゃないだろうか。
でも表彰してくれない可能性も大。
だったら俺がホンダに代わって表彰しようじゃないか!(気持ちで)
でもって撮影もさせてもらおう。
この日なら夕方から空いてますよ。
聞けば体力作りのため13年前から始めたテニスの後だと言う。
横道歴28年、スティード歴21年、テニス歴13年……積み重ねる人だなあ、どうも。
ということで再会の夏。
俺がこんなクソ暑い日の真っ昼間にテニスなんてしたら死ぬな……。
と思いながら中村先輩の住む街へ。
いや~、久しぶりだ。
中村先輩も、シートが3代目でタンクが2代目でその他の消耗品は幾度となく交換されてはいるものの健康診断だったら「いたって健康。再検査不要」的な感じの中村号も、どっちも久しぶりなんだけど、考えてみるとスティードをじっくり見ること自体が久しぶりだ。
というか、スティードの前でその持ち主とくっちゃべるのは11年前に中村先輩を取材して以来だと思う。
立ったりまたがったり。
タバコ吸ったりシートの上に寝転がったり。
言われるでもなくいろいろポーズを変えていく中村先輩。
撮影はちゃっちゃこ終わり、ほんじゃビールでも飲みますか的な撤収前、「ハロゲンライトにしたいんだけど、どこかいいトコないかなあ?」と聞かれたので、ちょっと前に取材したメーカーさんを軽く推奨したところ、中村先輩はポケットから手帳を取り出した。
「なになになに? サ……?」
そして聞き込みする刑事ばりにメモを取る中村先輩。
あくまでもスティードで、まだまだスティード。
貫いて欲しいなあ。
このままいっちゃって欲しい!
30周年までいけば、ホンダの同一モデル長期間愛用者表彰制度の審査に通ると思います(←そんな制度あるのか?)
★ 中村先輩情報 ★
【横道坊主Web】
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/ginjirou/
【Face Book】
https://www.facebook.com/yoshito.nakamura01
★ 衣装提供 ★
【REGULUS】
http://regulus69.com/index2.htm
【Cody】
http://cody-original.shop-pro.jp/
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