渡辺 拓 & Harley-Davidson XL883(2012 0711) |

Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
小さい頃、映画でハリウッドスターが見せるバイクシーンをカッコ良く思ってた。
その頃からアメリカ文化が好きだった。
ハタチ過ぎでスケボーをやりだしてジェイソン・ジェシーを知り、「こんなにストリートな乗り方があるのか!」って衝撃を受けて、スケート&チョッパースタイルにハマった。
★ 2 ★
納車後のナイトランでみんなと走れた時。
周りがハーレーだらけで、「遂に夢が叶った!」ってスゴくうれしかった。
★ 3 ★
ローンが終わらない。
サスが効かなくて、ちょっとした溝でケツが浮く。
危うく飛びそうな時もあるし、リアフェンダーに着地したこともある。
★ ★ ★
渡辺君のシルバーアクセサリーショップ『TACK DUCK』(http://www.tackduck.com)は、茶沢通りから淡島通りを左に曲がってちょっとのところにある。
ここだね。
マンションの1階。
外からはショップ内がどんな感じなのかは見えないんだけど想像するに、中は玉川高島屋の南館に入っててもおかしくないっぽい感じ。
歩道には渡辺君の物とおぼしき黒いスポーツスターが停まっている。
んー、でもちと歩道がマイセー。
ってことで場所だけ確認して環七まで歩く。
環七は淡島通りとは照明の強さが違う感じで全体的に白く見えた。
アスファルトが悲鳴を上げている。
夏のアスファルトには干涸びてミイラ化したミミズの死体がつきものだ、俺の田舎では。
思えばあのミミズはどういうつもりで道路に出てきてたんだろう。
朝。
ちょっくら向こうの空き地まで行ってみよう。
つって気軽に出掛ける。
よちよち歩いてるうちに昼になり、路面温度は急上昇。
まだ半分しか来てない。
このまま進んでも戻っても距離的には変わらない。
だったら行ったれ!
俺も男だ!(主人公はオスだった)
って強行軍。
ん? なんか焦げ臭いぞ? 近くでバーベキューでもやってんのか?
と思いきや焦げているのは自分だった。
気軽な散歩が命取り。
みたいなことなんだろうか。
でも環七沿いには干涸びてるミミズはいなかった。
246沿いの高津区のあたりには結構干涸びたミミズがいるのに、東京のミミズは頭がいいのかもしれない。
しかし、あぢ〜。
俺も干涸びそうだ。
脳天が焦げるくらいにあぢ〜けども、渡辺君には淡島通りから環七の側道に入って本線と合流する手前のあたりまで来てもらった。
そのままおっきくなった感で言うと、渡辺君はスケボー小僧がそのままおっきくなったみたいな感じ。
山形から出てきてシルバー修行。
そして自分のブランドを立ち上げた。
でもってショップまで出した。
渡辺君はヤマガタンドリームの体現者だった。
なんつーことをぷちインタヴューで聞き出して写真を撮り、じゃ、あとはお店の前でたのんます、ってことでTACK DUCKへ戻る。
かは〜。
すっずし〜。
店内は涼しかった。
コンパクトでシンプル。
「体に合った大きさを選んだらスポーツスターになった」という渡辺君らしい、等身大の空間だと思った。
渡辺君を紹介してくれた射場さん(http://youwbike.exblog.jp/17759596/)みたいなお客さんが多いのかと思いきや、TACK DUCKには1人でフラッと入ってくる女性客も多いそうだ。
それにしてもノドが渇いた。
とりあえず冷たい物がぐびぐび飲みたい。
ちょっくら自動販売機まで行ってきます。
コーヒー紅茶お茶コーラ。
渡辺君、何がいいですか〜?
「大丈夫っす。用意しときました」
と言うと渡辺君は、奥にある冷蔵庫から麦茶の入ったボトルを取り出した。
麦茶ときたか。
シルバー & 麦茶。
ちょっと意表を突かれたけど、これが夏の日本のおもてなし。
1人でフラッと入ってくる女性客にも好評です(未確認)
★ ★ ★