高野 真一 & kawasaki ZZ-R1100(2012 0724) |

Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
高校生の頃、バイト先のGSで知り合った彼女がCBRに乗っていて、それまでまったく興味のなかったバイクに興味が湧いた。
★ 2 ★
センスないのに中免取れたこと。
その後、限定解除を3回で終わらせたこと。
★ 3 ★
中免の教習中、教官に「あの娘のほうが君より上手い」と言われた時。
その後2週間、教習所に足が向かなかった。
★ ★ ★
ZZRを「ゼットゼットアール」って言うと体力を消耗する気がする。
ジージー、ダブジー、ダブルジー、アタシのダブジー君(250の女子限定)とか呼ぶのに比べてツバが飛んでる感じもする。
いにしえの昔からーーッ!(山崎 邦正調)
俺にとってのZZRは「ゼットゼットアール」だ。
ここは最速マシンへの敬意を込めている。
バイクに乗るようになってバイク雑誌の編集プロダクションに入ったけどバイクのことが全然分からなかった俺が初めて知った「すんげー速いバイク」。
だから俺の中では、昭和の日本サンライズのアニメに出てくるロボットの足みたいなマフラーが付いてる現行の1400よりも永遠に速い。
数字的には、チャンピオンになった回数とかポールポジションの回数とかはシューマッハーより下だけど、史上最速のF1ドライバーはアイルトン・セナって思ってる人が多い……みたいな(たまたま手伝った仕事の余韻で例えてみました)
そんな最速のバイクに対してジージーとかダブジーとか、俺は呼べない。
ジージーとかダブジーは俺にとっちゃ業界用語みたいなもんである。
あ。
もちろん乗ってる人はなんて呼んでもいいですよ。
「コレは4台目で10年目かな」
高野さんの場合は「コレ」だった。
限定解除後の高野さんのバイク歴は、年式は変わってもD型限定で刻まれている。
23歳から15年以上、ZZRのD型だけを乗り継いでいるんだから、よっぽだなあ、これは。
高野さんに「ココからちょっと行くと戸田の競艇場があるんですけど、その近くにスゴい気持ちいい、日本じゃないみたいなところがあるんで撮影はそこでどうでしょう?」なんて言われたので、即のっかることにした。
んだ。
一応このへんで撮ろうと思ってたけど、この公園の前の3車線は、クルマの中で食べたコンビニ弁当が入ってるっぽい、やたらぎゅうぎゅうしばって捨ててある白いビニール袋が目につくからそうするべ。
白、黒、赤、青、黄、緑。
俺は断然、黒だなあ。
アッキーニャのことを思い出しながら戸田ボートを過ぎると、22時から6時までバイク通行禁止の川沿いの道に入った。
さらに進んで行くと、競艇場から続く水路は行き止まりになり、両脇には大学のボート部のボートハウスが並んでいる。
ボートハウス前のまーっすぐな道で撮ることにしたのだが、真っ昼間の炎天下、暴力的に逃げ場がないので極暑だ。
水辺なのに。
そんな中、高野さんに延々バイクを押してもらう。
ガス欠したわけじゃないのに。
あつっ!
後ろからサポートしようとシートを触ったら、ヤケドしそうなくらい熱くなっていたので手ぬぐいを乗せた。
でも、板橋区成増の美容室『CALIPER』(http://hair-switch-caliper.com/)の美容師でロンゲで金髪で細身なのに、高野さんは割と軽々押している。
美容師とロンゲと金髪は関係なかったな、今のは。
★ ★ ★