更新後記 VOL.77 |






それは資料がなくちゃ無理。
そんな時は代官山の蔦屋書店でしょう。
ってことでやってきた最高気温33度の土曜日の夕方18時くらいの蔦屋さん。
憩ってる憩ってる。
店内のソファーは満席なイキオイ。
でも俺は憩わない。
ちゃちゃっと探してサクッと見つけてとっとと帰ってビールが飲みたいんだ俺は。
諸事情あって四輪雑誌コーナーへ。
F1ジャンル。
ドライバー部門。
まあ、いいか、このへんで。
5分でムック本を2冊選んだ。
じゃ、帰る前にバイク雑誌コーナーをパトロールしとくかな〜……って、お?
チャンプロードがあんじゃん!
入れてんだ?
蔦屋で初めて見たわ。
横にはテレビが置いてある。
画面にはいにしえのロッカーズの写真が映っている。
背中にスタッズでドクロマークを打ち込んだ革ジャンを着た3人のロッカーズのモノクロ写真を見ていると、右手に人の気配がした。
「これはさ〜、チャラ系なんだよね〜」
うぬ? チャラ系? どれが?
どれがどれがどれが?
振り返ってその全貌をムチャクチャ確認したかったけど、相手に警戒されると楽しいひとときが終わってしまう可能性もあるので直視はせず、見てるか見てないか防犯カメラでチェックされても分かんないレベルのチラ見でカップルだと確認。
彼氏がめくる雑誌を彼女がのぞきこんでワーワー言っている。
「ファッション雑誌っぽいでしょ?」
「わー、ホントだスゴ〜い」
俺はその場にいるのが不自然じゃないように、とりあえず一番手前に平積みされているCHOPPER JOURNALを手に取った。
ふむふむ。
キーアツ、頑張ってるね〜。
あ、そうじゃない。
これメインじゃない。
と思って耳を澄ますと、2人はどんどんページをめくっている感じだった。
「へー、これどのくらいスピード出るの〜」
「2ストの50だから60キロくらいかなあ」
「わー! この人カッコいい! ヤバい!」
「エストレヤか」
「ねえねえ、免許ってどのくらいで取れるの?」
「クルマ持ってれば10万くらいかなあ」
「運転の仕方忘れちゃったけど」
そうです。
つまり張り込みの成果はあまりなかったというか、特筆すべき面白トークは聞けませんでした。
聞けなかったので教訓を1つ。
「CHOPPER JOURNALは立ち読みするには重たい」
レディース & ジェントルメン & ザス!
いつも。
ときどき。
今日初めて。
すべてひっくるめて、読んでいただきありがとうございます。
カップルのヤリトリは大して面白くなかったんだけど、YELLOW MOTOR CYCLEさんがCHOPPER JOURNALに出してた4分の1広告に完全にもってかれたんで問題なし。(総合司会・坂下 浩康)
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