第1回 のどか感グランプリ 〜奥多摩の奇跡〜 |

のどかだなあ。
のどか過ぎるにも程がある。
のどかちゃん。
って名前の女の子、この世に1人くらいはいそうだね。
俺もこないだ名前を考えたよ。
犬の。
飼ってないから架空の犬のだけど。
1匹はモヤシ。
もう1匹はヒシャク。
設定は白と黒のパグです。
それはそうと、ほら、連休じゃん今。
みんなどっかに出掛けてんでしょ?
都会から出掛けてる人はさ、やっぱり旅先に求めるわけじゃない、のどか感を。
でも、これはこれはご多忙な。
忙しくってなによりじゃないっすか〜的な。
「俺はどこにも出掛けられねーんだよ!」という人もいらっしゃると思うので、そんなアナタに、俺は奥多摩からのどか感をお届けしたいと思う。
菅野美穂の気持ちで。
ハイボール作りながら、「ハイボール!」って遠慮がちに拳を振り上げる菅野美穂の気持ちで。
新入社員にハイボールを作りながら、「ファイト〜」って言う菅野美穂(2回目の「ファイトッ」じゃなくて1回目のほうがいい)の気持ちで。
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ということで、唐突にナビゲーターの滝島君(http://youwbike.exblog.jp/11534626/)の登場です。
なにしろ奥多摩のことを何ひとつ知りませんからね僕ちゃんは。
滝島君と会うのは3年ぶりです。
滝島君は、滝島商店(http://www.takishimashouten.com/)のご主人です。
お店の主力商品は奥多摩の地酒。
つまり酒屋さんですね。
滝島君のところに行ったのは別件の取材があったからだったんだけど、待ち合わせ時間を少し過ぎた頃、バタバタとお店の中に駆け込んできた滝島君は頭にタオル、ツナギに長靴……って何屋なの?
全然酒屋のカッコじゃないじゃん。
「わさび田に行ってました」
んあ? 農業的な?
聞けば滝島君は自分の酒屋を切り盛りするかたわら、奥多摩のキレイな水を使ってワサビを栽培し、ご当地アイスを専門に作ってる石川県の業者さんに送り、擦り下ろしたワサビ入りのオリジナルアイス、その名も「奥多摩ツーンアイス(仮)」を作って奥多摩を盛り上げようという大志を抱いて活動中だという。
それは素ン晴らしい企画だ!
応援するよ〜。
でも、わさび田ってどんなんだろ。
普通の田んぼとどう違うのか。
どんな栽培されっぷりなのか。
見てみたいな〜。
なんつったら滝島君は別件の取材後、俺を軽トラに乗せてわさび田に連れて行ってくれた。
青梅街道から1本入るとやたらダンプとすれ違う。
この先には採石場があるらしい。
素人が立ち入っちゃいけない雰囲気。
ちょっと緊張。
しかも滝島君は結構飛ばす。
軽トラで飛ばされると結構ビビる。
この怖さはサイドカーに近い。
でっかいのじゃなくてちっちゃいの。
20年くらい前、MZ(確かドイツ製で250ccとかだった気が)のサイドカーの横に乗った時の恐怖感に似ている。
まあ、滝島君は15時から歯医者なのにもう14時半なんだから飛ばすよな、そりゃ。
って感じで現地着。
のどか感の審査に入ります。
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