今村 公輔 & NORTON COMMANDO 750(2012 0330) |

Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
Lewis Leathersのロンドン店で働いていた頃、バイクで来るお客さんが結構いました。
初めて目にしたトライアンフ、BSA、ノートンなどは衝撃でした。
ロンドンの街の雰囲気とスゴくマッチしていて服もバイクもキメキメなんですが、乗っている人は背伸びしている感じがまったくないんです。
どこか等身大というか。
それが頭から離れませんでした。
自然で、楽しそうで、バイクが生活の一部みたいな。
「バイクはこんなに楽しいもんなんだぜ!」みたいな 。
話を聞いてるとそんな印象を受けました。
★ 2 ★
大型免許は4年ぐらい前から持っていたのですが、初めてのバイクは今のノートンだったので、納車された時はやっぱりうれしかったです。
★ 3 ★
自分は絶対立ちゴケしないだろうと思っていたんですけど、撮影当日に家の前で立ちゴケして、起こそうとしたらまた反対側へ倒してしまったことです。
ブレーキレバー……。
★ ★ ★
「なんかオイルが漏れてるらしいんで今からブリビで見てもらうそうです」
撮影の4時間くらい前、ROLL(http://www.roll-tokyo.jp/)のツネちゃんから電話が掛かってきた。
ま〜、そういうこともあるよね〜。
直らなかったら直らなかったでしょうがない。
俺は半分あきらめながらも予定通りに家を出て、予定になかった昼メシを高島屋のおにぎり専門店で食べることにした。
おにぎりセットを食べ終わる頃には答えが出るだろう。
なんつって高島屋に入ったら、ツネちゃんから「直ったそうなんで大丈夫です」と電話が掛かってきたのだが、心はすでにおにぎりセットだったのでそこは譲らず、急いで昼メシを食べる。
コウスケ君の撮影なのに、なぜにツネちゃんがマネージャーのごとくな動きをしているのかというとコウスケ君はROLLのスタッフだから。
でもってコウスケ君は俺の携帯番号を知らないし、俺もコウスケ君の携帯番号を知らないからである。
ま、水面下でいろいろあったけど予定通りに撮影できそうだ。
ROLLに着くと、水面下でいろいろあった全貌が明らかになった。
つか隠しようもない。
クラッチレバーが曲がっている。
ブレーキレバーは先っちょが折れている。
折れたてのレバー(徳永 英明調)
なぬ?
立ちゴケしたと。
それも二子橋の交番のところで。
しかも通勤ラッシュ中に。
そこはギャラリー多すぎというかフェスでいえば一番でっかいステージだから相当目撃されてるね。
でもって、なぬ?
コカして1回起こしたら反対側にまたコカしたと。
ダブルね。
表も裏もね。
魚でいうとよく焼く感じね。
「わー、今の俺、この世で一番カッコわりー!」って思いながら必死で起こしたらイキオイ余って押し倒しちゃったみたいな。
たまりませんねえ。
つか、そんな場面に出くわしたらチミはどうする!
1/すかさずツイッターでつぶやく。
2/即座に携帯で盗撮する。
3/目に焼き付けてストリートバイカーズの読者ページに投稿する。
4/心の中で『負けないで』を歌う。
5/声に出して『負けないで』を歌う。
4かなあ、歌詞知らないけど。
その白い壁んとこで。
次はその道入ったとこの壁沿いに。
ほんじゃそのガード下に。
つってカメラバッグを下に置き、カメラを取り出そうとしているとコウスケ君の声がした。
「ああっ!」
見るとノートンがまさに壁に向かって立ちゴケしそうになっているではないか!
つか本日3回目か!
と思ったらコウスケ君は、パチスロ北斗の拳でラオウの攻撃を喰らって倒れそうになったケンシロウが女の子に「ケーン!」って呼ばれて立ち上がるみたいな感じで持ちこたえ、ノートンを救った。
負けないで〜ほーにゃーらららー。
俺は心の中で歌った。
★ ★ ★