被写体から目を離すと見える真実とは何か? |
12月4日。
スピンしてよだれ垂らしに横浜ホットロッドカスタムショーに行ってきました。
1991年から始まって今年で20連チャン!
積んでるなあ。
スゴいなあ。
その長い歴史の中で俺が見たのは去年と今年のたった2回。
10分の1しか見てないんだから語れませんよ。
だから語らない。
でも俺の数少ない盟友の1人で、かつ当日は確実に仕事で行くであろうライターのキーアツに会いに行くことにした。
キーアツは所沢で俺は川崎。
どっちがどっちに出向いても「わざわざ」な感じなので、中間地点の横浜で落ち合おうというわけである(パシフィコ横浜までは所沢から約50キロ、ウチから20キロってとこなので、物理的には全然中間地点じゃないけど気持ち的には中間地点なので流してください)
この夏まで、キーアツと俺は一緒に仕事をしていた。
それは1号1号にバイクのダイキャストモデルがオマケで付いてくるという雑誌だった。
60号で完結。
60号買い続ければ60台のコレクションが完成。
創刊時から最終号が決まっているのが新鮮だったし、誌面では平たく分かりやすく読みやすい日本語しか使っちゃいけなかったのでいろいろ勉強になったのだが、悲しいことに10号で打ち切りになってしまったのである。
つまり売れなかったんっす!
しゃべーっす!
それからキーアツには会っていなかったので、まあ、お茶でも飲みながら打ち上げというか反省会でもしようよ。あわよくばビールでも飲もうよ。
って感じで電車で横浜に着き、会場に向かって歩いているとキーアツから電話が掛かってきた。
コルベットのエンジンが掛からなくてまだ所沢にいるのかと思いきや、もうそのへんにいるらしい。
ちょうどいいじゃん。
そういや待ち合わせ時間とか決めてなかったけど50年連れ添った老夫婦みたいに気が合うねえ。
俺も今向かってるとこだよ〜。
「いや、来てるんだけどさ。駐車場たらい回しでもう2時間くらいウロウロしてんのよ……。ダメだわ……。帰る!」
なんだ。
カエルコールだったのか。
「何しに来たんだよ俺は!」と怒りのアクセルを踏み込んで走り去るコルベットを心の中で見送りながら会場に着いたら人ゴイス。
バイクもゴイス。
盛りに盛り上がってるじゃないか。
キーアツは帰っちゃったけど一応取材なので会場に入ると、そこはプーケット国際空港に着いて外に出た瞬間みたいな暑さである(プーケット国際空港を出したのは、最近プーケットに行ったからじゃなくて行きたいだけなので流してください)
汗を拭こうとGパンの右ケツポケットに手を入れると、手ぬぐいを忘れてきたことに気づいた。
出掛けてから手ぬぐいを忘れたのに気づくことは、出掛けてから靴に似合わない変な靴下を穿いてきてしまったことに気づくのと同じくらいガッカリする。
どうしよう。
と、ウロウロしていたらハーレーのブースでタオルを配ってるじゃないか!
アラバキでもやってたな、これ。
アラバキの時は手ぬぐい持ってたからスルーしたけど。
俺はアンケートに答えてタオルをもらい、自分を取り戻した。
ありがとうハーレーダヴィッドソン。
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といった感じで終わります。
といった感じで終わらせようと思っていたら、関根テルちゃん(http://youwbike.exblog.jp/12876662/)から「驚愕!」というタイトルが付いたメールがきた。
なんだなんだ何に驚愕しとるのかチミは。
「ホットロッドショー行ってたんですね。会えなかったので残念だなあと思ってたら、なんと自分の撮った写真に坂下さんが写ってましたっ!」
なぬ?
送って。
見して。
「小さすぎて分かりづらいですが、左に見えるカメラ構えてるのが坂下さんです」
ん〜、携帯じゃ全然分かんない。
すぐにテルちゃんはパソコンに画像を転送してくれたので見てみると、まあ、携帯よりは「俺か?」って感じで確認できた。
「写真の楽しみ方はいろいろですね」
おー。確かに。
ということでもう一度写真をチェックしてみることにしよう。
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