更新後記 VOL.62 |






「A君来た?」
「来た来た。もう帰ったよ」
なんだ〜。
けぇ〜っちゃったか〜。
まあ、「15時半くらいには行きやす」つっといて着いたのが16時過ぎだったからしょうがない。
それにしてもこの日本酒は近来稀に見る美味さじゃないか!
話が急だったけど。
米と米麹だけで出来てるのに梅酒みたいな味がする。
フ……フルーティ。
わー、言っちゃった。
フルーツは食べるけど(柿とか)、なかなか食べないよねフルーティなものを普段の俺は。
だから「フルーティ」って言った後、少し恥ずかしかった。
岩井由紀子のことを「ゆうゆ」って呼んでたことがバレたみたいな感じで。
呼んでなかったけどね。
富川が好きだったからね。
ミポリンも無理だったなあ。
でも多部ちゃんはケイオツ。
それはともかく俺のフルーティは誰も聞いてないみたいだったのでヨシとして、もう1杯ゴチになって撤収した。
ホームで電車を待っていると、とっくに帰ったはずのA君から「俺も今から恵比寿でまーす」というメールが届いた。
え?
チミはもう撤収したのでは?
レディース & ジェントルメン & ザス!
いつも。
ときどき。
今日初めて。
すべてひっくるめて、読んでいただきありがとうございます。
とっくに帰ったA君はアユム君で、恵比寿を出たA君もアユム君。
2人のアユムが交差した冬の東京。
特にオチは用意していないので、「なんつの? アユム違い? 妖怪あゆむちがい? そういうこともあるよね〜」とか言いながら終わります。(総合司会・坂下 浩康) ★ ★ ★
