松本 浩明 & Harley-Davidson FXDL(2011 1112) |

Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
アメリカの映画。
V型エンジンの音。
★ 2 ★
暑くも寒くもないちょうどいい季節に、伊豆の海辺を仲間と走った時。
★ 3 ★
真夜中の第三京浜で突然エンジンがストール。
助けも呼べず、クソ重たいハーレーを1人で数キロ、3時間弱押して料金所を目指したが、料金所前の長い上り坂を上がることができず、結局ロードサービスの世話になって無駄に高い料金を払い、気付いた頃には朝日が昇り始めていた時。
「クソバイクめ! 捨てちまうぞ!」と思った。
★ ★ ★
久しぶりに近場だ!
松本さんのアメ車屋さん『Surprise』(http://www.surprisecar.com/)はウチから6キロってとこ。
でも近けりゃいいってもんじゃない。
迷った。
都筑インターに向かう第三京浜沿いの道。
右側は松屋、イエローハット、横濱家といった見覚えのあるお店が点在していて、それは安心感のある、きわめて日常的で緊張感のカケラもない光景が広がっているのだが、「たぶんこのへ〜ん」つって適当に左に入ると様相は一変した。
1本入った裏通り。
そこは「向こうからクルマが来たらどうしよう?」的な暴力的な細さではないのだが、「一歩通行なのか? もしかしてこの界隈に住んでる人しか入っちゃいけないとかか?」という感じの道になっている。
道の左側には近所のクルマ屋さんの売り物っぽいクルマがズラ〜ッと停まっているというか埋め尽くしている。
まあそのへんは身元がハッキリしている「中古車」って感じなのだが、さらに第三京浜をくぐる小さなトンネルがあるあたりまで進むと、「ここに停めて運転手はどこに行ったんだ?」って感じの放置くさいクルマも出てきた。
事件に巻き込まれた。
そんな危険な香りもするのだが、先頭からトンネルの先までの20台近くは堂々と、かつ整然と並んでいる。
緑色の制服を着た駐車違反取り締まり監視員にビビっている感じがまったくない。
たぶんココにはなんらかのルールが存在している。
きっと地元の人しか知らないシバリがあって、基本的に素人が手を出しちゃいけないエリアなのだ。
「おや? おやおやおや〜」
「またテンホ〜!?」
全然伝わってないとは思うけど、素人が手を出しちゃいけない雰囲気を『麻雀放浪記』の出目徳(高品 格)で表してみました。
こんな時は勘だ。
つか勘しかない。
この道じゃないんだ。
ってことで一度、玄人地帯を脱出。
地上に出て(もとから地上ですけどね)別な横道に入り直し、別な玄人地帯を通って松本さんのショップにたどり着いた時には小さなガッツポーズが出た。
でも、地図なしでもう1回行けって言われたら確実に迷う自信があります。
★ ★ ★
