佐野 寛人 & Harley-Davidson XL1200S(2011 1030) |

Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
同じ地元の友達が東京でもバイクに乗ってて楽しそうだった。
マンガ『グリーンヒル』
連載当時、好きだったと思う。
内容あまり覚えてないけど。
★ 2 ★
好きで選んだバイクなので、納車したての頃は、どのバイクも乗るたびにサイコーって発見がある。
★ 3 ★
ありがたいことにあまり記憶がないですね。
★ ★ ★
たまたまバイク屋さんで見かけたSRを、ノーマルなのかイジってるのかも分からずに「カッコいい!」つって衝動買い。
いつしか「これ以上もこれ以下もない」なんて思ってたところで事故ってしまい、「SRの次は……SR……X?」的な感じでSRXに乗ったもののなんとなく合わなかったんでスポーツスターに乗り換えた。
というのがここまでの佐野君のバイク人生なわけだが、グッと来たのはこれだ。
「同じ田舎から東京に出てきて楽しそうにバイクに乗ってる同級生がいる」
とりあえず、同じ田舎から出てきた同級生なら俺にもいる。
小学校3年生の冬。
雪が降った日の放課後。
友達と2人で帰る途中、校舎の裏側にあるトイレの窓の網戸に穴が開いているのを見つけた。
投げ込んでこい!
網戸の穴が誘っている気がしたので、そこに雪玉を投げて穴を通したほうの勝ち、というか通すまで帰らない!
ということになって、汗をかくまで雪玉を投げ続け、まあ、そんだけ投げりゃ1回くらい当たるわな、ぐらいな感じで的中。
と同時に「ガッシャーン」という音が響き渡った。
網戸の向こうはガラスなんだから、成功したら割れるに決まってるじゃんか。
お前らはバカか。
んだ。
んでも、割ったのは俺だどもおめえも投げったぁべ?(訳:でもさ、割ったのは俺だけど、お前も投げてたじゃん?)
謝りさ行ぐから付いてきてけどがん(謝りに行くから付いてきてくれよ)
田舎から東京に出てきた人間には、そういう同級生が1人くらいはいるもんだ。
佐野君の場合、同じ田舎から出てきた同級生は楽しそうにバイクに乗っている。
そこが小さな奇跡。
かつ、佐野君と同じくアパレル関係の仕事をしている。
さらに佐野君はそんな同級生を「頑張ってんなあ」と認めていて、同級生が作った洋服を愛用していたりもする。
応援してる。
そんな、佐野君と同級生との関係の見え方が好き。
ふと俺も、同じ田舎から出てきた同級生の声が聞きたくなったので、久しぶりに電話してみた。
こないだタクシー乗ってたらぶつけられたんだけどさ〜、ぶつけてきた運転代行業者が今になって「ぶつけられたのはこっちだ!」つって保険取り下げてきやがったんだよ。俺はとっとと治療代だけ払ってもらえればいいんだけど、どうしたらいい?
久しぶりなのに業務的な内容。
俺の幼なじみは保険屋だ。
★ ★ ★
