マンガ『君はバイクに乗るだろう』#16(Goo Bike Vol.151) |
自分が住んでいる街を愛せるかどうか。
ポイントはいくつかある。
静かな神社かお寺があるか。
小さなお祭りがあるか。
花見の名所レベルじゃなくてもいいから桜の木があるか。
美味い焼き鳥屋があるか。
そして夏にカブトムシやクワガタと出会えるかどうか。
これは結構デカい。
神社と祭りと桜と焼き鳥屋は人工的になんとかなりそうな気がするけど、カブトムシやクワガタは近所にある程度の自然がないといけない。
カブトムシやクワガタが「ここに住みたいな〜」って木が生えてなきゃいけない。
俺が住んでいるのは川崎は川崎でも田舎の川崎なので、夏になるとちょいちょいカブトムシやクワガタに出会ったりする。
でも今年の夏はカナブンにしか会えなかった。
つか、去年もカナブンにしか会えていない。
修行が足りないんだ。
早くカブトムシやクワガタが普通に寄ってくるような人間になりたい。
ということで、夏らしくカブトムシかクワガタが出てくる話を考えたわけです。
ちなみにクワガタ版もカブトムシ版と同様、クワガタがバイクに潰されかけます。
虫カゴから逃げ出したクワガタが、環七と駒沢通りの交差点みたいなところで道路をよちよち横断していると、パッツンパッツンのモタード系バイクが突っ込んできて危機一髪。
危なかった〜。
良かった〜。
するとクワガタは空に飛び立ち、くわっ、とハサミを広げる。
それを上空から見るとハサミの間にバイクが見えて……って話なんですけど絵にするのが難しそうだったのでやめました。
★ ★ ★