北岡 光 & YAMAHA YZF-R1(2011 0903) |

Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
小学校5年生の時、父親にHONDAの80ccのオフ車を買ってもらって多摩川の土手で乗ってた。
それが始まり。
映画『BLACK RAIN』
★ 2 ★
原付の免許しか持ってなかった10代の時、先輩のZZ-R1100を運転させてもらって初めて200km/hを突破した時。
いま乗ってるバイクで自分の限界を試し、280km/h出した時。
エンジンの高回転域を多用した時の、金属とオイルの焼けた匂い。
★ 3 ★
ネズミ捕りに引っかかり、一発免停になったこと。
新車で買ったバイクが納車の翌朝にぶっ倒れてた時。
カーブを立ち上がったら敷き布団が落ちてた時。
★ ★ ★
当たり前じゃん台風が来るんだから!
つって、天気予報は自信満々で傘マークを打っている。
それも木金土の3連チャン。
でもその割に、土曜日はなんとかなりそうだった。
曇ってはいる。
「シャッ!」というにわか雨も降ったりもする。
でも北岡君の住む街(東京)と俺んち(田舎)は多摩川を挟んで10キロくらいしか離れていないので、空が近いというか、こっちが降ってなきゃそっちも降ってないだろうという俺予報が通用する。
撮影は15時から。
俺は「俺が家を出る14時ちょい前に降ってなかったら大丈夫!」という予報を出して北岡君に伝えた。
でも、電話の向こうの北岡君は、「大丈夫かよ〜」って思ってる気がした。
気がしたけど行くったら行くぞーっ!
つって行ったらロケハンが大難航。
天気が心配なんで前倒しでスタートしようと思ったのだが1時間近く歩き回り、北岡君に電話できたのはきっかり15時くらいになってしまった。
北岡君はカメラマンだ。
この日の午前中は撮影だったのだが、天気予報が好転しなかったので中止になったという。
この世には、降ったら降ったでなんとかなる撮影と、ちょっとでも降ったらどうにもなんない撮影があるのだ。
午前中の撮影が「降る降る言ってたけど降らなくて良かったっすね〜」とか言いながら無事終了した場合、北岡カメラマンはほのかな充実感とともに帰宅し、午後の爽やかな風を浴びながらR1とともに俺の前に現れて、「台風大丈夫でしたね!」かなんか言いながら撮影を終え、帰って家族と秋刀魚を食べ、ほのかな充実感とともに就寝しただろう。
仕事もプライベートも充実した良い1日ですよ。
でも、午前中の撮影が天候不順で中止になっちゃった。
ベランダで空を見上げる。
明らかに怪しい雲行き。
今日は1日こんな感じだろうなあ。
ないね。
うん、今日の撮影は、ない。
と、思っているところに「14時ちょい前に降ってなかったらやりましょう!」という俺からの電話が掛かってきたわけですよ。
そりゃ「大丈夫かよ〜」ってなるわな。
ところが大丈夫だった。
しまいにゃ青空まで広がった。
「台風大丈夫でしたね!」かなんか言いながら撮影は終わった。
帰って家族と秋刀魚を食べた北岡君は、ほのかな充実感とともに就寝したことだろう(俺予報)
