久保 好広 & Harley-Davidson '78 FLH(2011 0812) |
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
一番影響を受けたのは親父ですかね。
僕がまだ小さい頃から、DUCATI MHRやトライアンフ T120ボンネビルなどに乗っている姿を見て「いつか俺も乗りたい」って思うようになってました。
★ 2 ★
気の合う仲間と走っている時。
仲間や知り合いがたくさんできたこと。
渋滞のスリ抜け。
★ 3 ★
1日に2回も白バイに止められたこと。
峠でのガス欠。
★ ★ ★
LAID.BACK.TAYLOR(http://www.laidbacktaylor.jp/)に着くと、約束通り1台の黒いハーレーが停まっていた。
「どっか行っちゃったっす〜」
店の中から出てきたのは店のオーナーの安達君であってハーレーのオーナーではなかった。
安達君によるとオーナーの久保君は、来る途中でオーバーヒートを起こし、バイクを押しながら現れたらしい。
しかし、どっか行っちゃったってどこ行ったのよ。
バイクを激しく押したことによる筋肉痛をほぐしにてもみんでも行ったのか。
まあ、いっか。
じゃあ、お店のパソコンを借りてブログでも更新しよっかな〜。
って書くと、まるで、久保君がお店に戻ってくるまでの待ち時間がもったいないから急に思い立って、って感じに聞こえるかもしれないのだが、俺は最初から安達君のお店のパソコンで記事を更新するつもりでデータが入ったUSBを持ち込んでいた。
計画的更新ってやつだ。
ご利用は計画的にってことだ。
計画通りにことを進めて外に出てタバコを吸っていると、それらしき男が1人歩いてきた。
お〜、チミか〜!
と思ったら彼は久保君ではなく、これからニンジャを買う予定の佐々木君だった。
まあ、いっか。
じゃあ、お店のパソコンを借りてブログでも更新しよっかな~。
なぜ二度も。
本物の久保君が現れた。
「そういやさ、どっから押したの?」
安達君が聞く。
「ドンキから」
「結構押したね〜」
近くの公園で写真を撮ることを伝えると、久保君はさっきまでヒーコラ言いながらバイクを押してたんだろうに、またバイクを押して行くと言う。
さすが300頭の面倒を見る養豚業は腰の強さが違う。
撮影後、俺はラジオ屋の友達に「冷やし中華発祥の店があるから!」と誘われたのでメシを食いにいくことにした。
いい感じの店構え。
そこそこ待たされて座り、当然冷やし中華を頼む。
最初に2種類のチャーシュー、ハム、錦糸卵、キクラゲ、キュウリといった面々が長方形のガラス皿に載せられて登場した。
その後、「お待たせしました」的に鉢状の器に入った麺が現れた。
先行の具と、追っかけ登場した麺を合流させ、麺と具とスープが一気に加速する感じを味わってください、ということらしい。
その味は、俺にはただの冷やし中華でしかなかった。
食後、LAID.BACK.TAYLORに戻ると、安達君と久保君と佐々木君が3人でだべっていた。
いいねえ、まさに「何するわけでもなく」つー感じのだべりぶり。
ちょうどいい。
俺の気持ちを聞いてくれ。
さっきの冷やし中華に対する押さえ切れないアツい思いと諸注意を伝える。
そして撤収。
ラジオから流れる高校野球。
横浜と健大高崎の試合を聴きながら走っていると、大きいカーブの右側にドン・キホーテが見えた。
えーーーっ!
ここから押したのか?
相当離れてんじゃん……。
少年よ。
冷やし中華ごときでぶーぶー言う男より、エンジンがオーバーヒートしたら何も言わずに黙々とバイクを押し、押した後もあーだこーだ言わないような、そんな男になるんだよ。