マンガ『君はバイクに乗るだろう』#15(Goo Bike Vol.149) |





「マンガの話ってどうやって考えてるんですか?」
って聞かれたことないけど聞かれたことにして答えます。
藤井:今日はよろしくお願いします。
坂下:よろしくお願いします。あれ? 今日はフレームが白い変なメガネじゃないんですね。
藤井:ええ、テレビじゃないんで。
坂下:あのメガネは衝撃的でしたよ、朝青龍の金色のマワシと同じくらい。
藤井:光栄です。
坂下:春日部光栄。
藤井:それは高校野球ですね。それに共栄です。そんなことよりマンガの話ってどうやって考えてるんですか?
坂下:まず写真ありきで「このバイクが出てくる話はどんなのがいーかなー」って考えるパターンと、最初にストーリーっていうほど長くないけどストーリーが浮かんで「この話にはどんなバイクが出てくるといーかなー」って考えて、バイクを再撮影したり、時にはナイスガイに軽い演技をしてもらったりして素材を揃えるパターンがあります。
ストーリーは、今までいろんなナイスガイに聞いた一場面からふくらむこともあるし、「ファミレス」「電車」「カブトムシ」といったお題を自分に出して自分で答える1人大喜利式で考えることもあります。
藤井:清永君がモデルとなっているこのマンガの場合はどうだったんでしょうか?
坂下:清永君の写真を撮ったのは2010年の3月末。つまり、マンガになるまで結構寝かせていたことになります。熟成させていたとも言えるし、話を思いつかなかったとも言える。どっちかっつーと思いつかなかったんですけど、「携帯」ってお題の1人大喜利式でひねり出しました。
藤井:なるほど。ありがとうございました。
坂下:座忍。
(聞き手:大相撲中継でお馴染みのNHK・藤井 康生アナウンサー)
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