更新後記 VOL.54 |






30年前のオフロードバイク。
トレッキングバイク。
トライアラーっぽいバイク。
まあ、そんな感じの1台。
ある日、近所で買い物を済ませて歩いていると、激しくバイクをキックしている女の子がいた。
炎天下、蹴っては「あれ〜?」、蹴っては「なんで〜?」みたいな顔をしている。
つか、あのバイクはまさにイーハトーブ!(仮車名)
「エンジン掛かんないんスか?」
専門学校の1コ下の後輩の女の子に声を掛けるみたいな感じで声を掛けてみる。
「何回蹴ってもダメなんです……」
知ってる。
さっきから見てた。
ちょっといっすか?
キルスイッチもオンになってるし、ガソリンも入ってるなあ。
「たぶんプラグかぶっちゃってるんじゃないっすかね。ウチすぐそこで、工具あるから持ってきますよ」
どうだ俺の救世主ぶりは!
ところがプラグを磨いてもエンジンは掛からなかった。
でも俺は救世主だから、頼りになるバイク屋さんを紹介してあげよう。
すぐそこすぐそこ。
この炎天下でえんえんキックを蹴り続けることに比べたら屁みたいな距離ですよ。
バイク屋さんに電話をかけ、事情を説明する。
「今から女の子が行きますんで面倒見てあげてください」
女の子には道案内。
信号渡って、真っすぐ行って右側。
小さいけど、お店の前に緑色のでっかいバイクが置いてあるから分かると思うよ。
「じゃ、俺も仕事行かなくちゃなんで」
「ありがとうございます!」
どうだ俺の完璧な救世主ぶりは!
「早く会社に行かなくちゃ」って焦ってた彼女、無事に行けたかなあ。
夕方、バイク屋さんに電話してみた。
「女の子、行きました?」
「来てないよ」
ということで今日の1曲目は、アユム君(仮名)のリクエストで、TOM★CAT『ふられ気分でRock'n' Roll』
レディース & ジェントルメン & ザス!
いつも。
ときどき。
今日初めて。
すべてひっくるめて、読んでいただきありがとうございます。
女の子の炎天下キックは、ポカリとかカルピスのCMのシチュエーションにいいと思います。(総合司会・坂下 浩康)





うちのガレージにも飛び込みで修理に女子が来ましたが。。。
おばちゃんで
バイクもジョグで
バイク屋じゃないからお金なんかいらねーっす!
って男前コメントしたら
これでコーヒーでも飲んでと小銭を渡されあーザス!
と思ったら60円でした。。。
今世紀中に解明できないであろう謎ッス
オイラもトムキャットに癒して貰います(照)
ベビースターは30円の、もー無くなっちゃった〜って感じの、
小学生の半ズボンのポケットにすっぽり収まってがさばらないサイズのが、ベスト。
ジョグのおばちゃんの60円は、それを見越した小銭だった。
わきゃ、ない。
