渡部 佑 & HONDA CB400Four(2011 0726) |

Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
15の時に見た、免許取りたての友人が乗ってたSTEEDと、そいつの親父さんが乗ってたショベルのロングフォークチョッパー。
親父さんの身長は152cmで、「これしか足が届かない」という取ってつけたような理由も含めてカッコ良かった。
マンガだと『750ライダー』と『爆音列島』
★ 2 ★
夜明け前、一日の内で一番澄んだ空気が鼻から強制的に入ってくる瞬間。
真冬に思いっきり着込んでバイクを走らせ、出先で一服しながらキンキンと音を立てるエンジンを眺めている時。
6000回転を超えると性格が変わったように回り出すエンジン。
たくさんの出会い。
まだまだあるけど書ききれません。
★ 3 ★
納車後1ヶ月半。
ようやく慣らし運転が終わった矢先に、真横から車に突っ込まれたこと。
整備中の大ケガ。
★ ★ ★
初日の出を見よう。
つって、自分が住むマンションの屋上に上がったら先客がいた。
新年早々、見知らぬ男。
明けまして、赤の他人。
まあ、同じ階にどんな人達が住んでるのかすらよく分からないのに、マンションの全住人の顔なんて知ってるわけないから、見て見ぬフリというか普通にやりすごそうとしたのだが、男の横にはヘルメット。
手にはグローブをはめている。
要るのか、それ。
初日の出見るのに欠かせない装備なのかそれ、つかヘルメット。
と、一瞬思ったのだが、そうか。
初日の出を拝んで、このまま初走りに行くわけだね。
粋な企画だねえどうも。
あ、そのグローブのメーカー、俺のと同じ!
ってね、ここですよ、ここ。
ここが境界線。
ここで新年早々、見知らぬ男に声を掛ける掛けないかで人生は変わるわけです。
バイクに乗っていること。
同じマンションの住人であること。
見知らぬ男と共有する2つの事実が、渡部君の心を後押しする。
「あの~、そのグローブ……」 渡部君は見知らぬ男に話しかけた。
男は間違いなくバイクに乗っていたが、なんと、マンションの住人ではなかった。
つまり新年早々、人んちのマンションの屋上に勝手に上がり込んで初日の出を決めこんでいる不法侵入者だった。
誰でも屋上に上がれるマンションなんて通りすがりで適当に見つかるわけもない。
目ぼしをつける。
下調べ。
計画的犯行。
ネタは上がってんだ!
もう逃げられないぞ!
ここで新年早々、警察に通報されるかされないかで不法侵入男の人生は変わるわけだが、渡部君は110番しなかった。
そして不法侵入男は俺と出会い、渡辺君を俺に紹介してくれたりしてるんだから、人生、元旦から気を抜いちゃいけないのである。



