高野 元樹 & YAMAHA SR400(2011 0730) |

Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
バイクの免許は仕事で必要なので取りました。
だいたい6年くらい前です。
バイクに興味を持ったのは映画『colors of life』を観てから。
純粋にカッコいいなあって思いました。
バイクがっていうより、バイクのある生活が。
バイク買ったキッカケは5年くらい前。
仕事中、たまたまバイクに乗った女の子に道を聞かれたんです。
TWに乗った彼女は、グローブ焼けやゴーグル焼けを気にしてないような感じで、CRAMPSのTシャツを着ていて、なんかカッコ良くて、自分もバイク買おうって思いました。
特に美人ってわけじゃなかったですけど。
乗り出してから影響を受けたのは、原宿アトラクションズのスタッフの方々とお客さん達ですね。
アトラクションズはバイクだけでなく、ロックンロールやクルマ、服、食べ物、神話、女性、猫……といろんなことが学べます。
★ 2 ★
今までなら出会うこともなかったであろう方々と知り合えたこと。
自分の視野が広がったこと。
★ 3 ★
自分自身の失敗は今のところないです。
ただ仕事柄、交通事故を扱うことが多い。
大破したバイクやケガ人を見る度に胸が締め付けられます。
★ ★ ★
線路沿いの一方通行。
向こうから1台のバイクがやって来た。
らしきセパハン、らしき音。
手を振ると高野君は軽く頭を下げた。
左ハンドルには紙袋が邪魔っけに揺れている。
高野君はEDDIEさん(http://youwbike.exblog.jp/12509706/)をリスペクトしている。
背中に「ROCK'N'ROLL KINGDOM」と入った革ジャンを愛用している。
って聞いたら「見して。革ジャンじゃ絶対暑いけど着てきて」とリクエストしたくなるのが人情だ。
この日もホントに暑かったので、そうか。
革ジャンは紙袋に入れて小道具として持って来てくれたんか。
お手数お掛けしましたねえ。
と思ったら、紙袋から出てきたのは地元名物の煎餅(BOX入り)だった。
「遠くまでありがとうございます。ここだとこれくらいしかないんですけど……」
そーんなそんな。
気を使っていただいて申し訳ない。
このブログの撮影で、いきなりBOX入りの煎餅をもらったのは初めてだ。
しかし、好きだとはいえ、高野君はEDDIEさんによく似てる。
好きになると好きになった人に似れるのか?
そんな簡単なもんじゃない。
素材の問題がある。
俺がいくら髪を伸ばしてでっかいサングラスをかけても「うわ! ビックリした〜。ベンジーかと思った〜」なんて言われることは永遠にない。
でも高野君はEDDIEさんの奥さんのレイコさんからも「似てる」って言われてるくらいなので、いざとなったらEDDIEさんの影武者としても十分通用するだろう。
あるとき高野君は、EDDIEさんがスタッフになったことを知らずに原宿アトラクションズに行った。
ビルの2階。
お店の入り口に人影が見える。
E?……EDDIEさん?
E!? なんで?
なんでここにいるの!?
上ろうとした階段の前を通り過ぎる。
でもな。まさかな。
すげー似てる人かもな。
でもすげー似過ぎだよな。
と思いながら、階段の前を行ったり来たり。
意を決して階段を上り、お店に入ると、それはやっぱり本物だった。
「いらっしゃいませ」
Eーーッ!
もともとMAD3が大好きだった高野君のEDDIE化は、こうして加速していって今に至るのだった。



