低性能カメラの限界に挑戦

　　　　　　　　　　　　　　　　　★　★　★
　この世にはいろんなキュンがある。
　君のために歌うよ ＆ キュン。
　君のために踊るよ ＆ キュン。
　君のために納豆をかき混ぜるよ ＆ キュン。
　おっくんこと吉岡 幸一郎君（http://youWbike.exblog.jp/16141037/）の写真を撮った後、軽いノリでもって「ちょっと技見して」とお願いしたところ、軽いノリでもって「いっすよ」ということになった。
　これって「君のために走るよ」じゃん。
　俺が女の子であればキュンまたはキュインとくるシチュエーションなのは間違いないじゃん。
　でも俺は女の子じゃない。
　でも俺はキュンとした。
　月刊キュン。
　本日創刊。
　てな感じだ。
　
　おっくんはスペースを共有するオジさんのところに小走りで駆け寄って丁寧に挨拶をし、バイクに戻ってエンジンを掛けた。
　でもって少しタイヤをあっためる的にぐるぐる回ったり、ウォーミングアップ的な動きをするのかと思いきや、いきなりスタントをおっぱじめた。
　俺はすぐにカメラを手に取った。
　これぞ「夢中でシャッターを切る」ってヤツだよなあ。
　と思ったのは、写真を撮り終わっておっくんと別れてウチに帰って画像をパソコンに取り込んでチェックしてる時で、現場ではホントに夢中だった。
　ワシャシャシャーーッ！
　だったかなあ。
　おっくんのZX-6RRが、どんな音を響かせていたのかすら全然覚えてないくらいに夢中だった。
　夢中だったのだがいかんせん低性能カメラなのでデータの読み込みが遅く、激しい連写もシャッタースピードどうのも寄るのも引くのもままなりませんでした。
　挑戦終わり。
　ということで、おっくんのライヴは生で見てもらうのが一番です。

　★おっくんの今後のスケジュール★

　終わってるけど６月29日 代々木体育館（少女時代のコンサート）
　７月16〜18日 仙台（詳細未定）
　８月21日 大阪アメフェス
　詳細はコチラで！（http://www.lis-riderz.com/）　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　★　★　★上に立ったり座ったりするのでタンクはベコベコにされている。左ハンドルに付いている２本のレバーは、短い方がクラッチで長い方がリアハンドブレーキ。クラッチは人差し指、ハンドブレーキは中指で操作する……書いててこんがらがってきた。 早くも大技を繰り出すおっくん。そして早くもレンズ的に限界。向こうでこんなん始まったら見ちゃうわなあ。流れるようにアクションがつながっていく。これを走りながらアドリブで考えてるのか、ある程度キメがあるのかは謎だが、フィギュアスケートとか体操の床の演技とか安藤美姫の背骨のラインに通じるものがある。「あ！ 危ない！」ってまったく思わせないのはさすがだなあ。スタントには600ccのスーパースポーツが一番向いてるらしい。まさにZX-6RRとがっぷり四つ。ちなみに大相撲名古屋場所は７月10日からです。ここからタンクに座ったりもするんだが撮れていない。両手離しで旋回するフリーハンドスラロームって技の名前かどうかは未確認。中ジョッキにホッピーを垂直落下式で注ぎ込むような気持ち良さ。ブレ過ぎ謙信。ラストはひっくり返ったけどおっくんは余裕。骨太じゃなきゃ無理だな、これ。