2011年 06月 28日
マンガ『君はバイクに乗るだろう』#12(Goo Bike Vol.143) |





携帯電話の電源はお切りください。
って書いてある優先席に、紫色のベビーカーに子供を乗せた母親とその友達が座っている。
20代後半な感じの母親は、子供に履かせたニューバランスの「そんなちっちゃいサイズまであるんだ?」って感じのスニーカーの一部がメッシュだとか自慢している。
それはまあいいとして、俺はベビーカーに乗った子供が遊んでいるオモチャが気になっていた。
それは、やや太めの棒の上に猫みたいなキャラクターの顔が乗っかっているペッツ状のオモチャで、ボタンを押すと光りながらなんか言う。
子供は、海物語のダブルリーチが外れた瞬間、「もう1コマ! もう1コマ進め!」と上皿を叩きまくるオバちゃんのごとくにボタンを連打。
猫みたいな顔はフラッシュしっぱなしで叫び続けている。
携帯電話でもウォークマンでもない。
つかウォークマンって今あるの?
携帯でもないし、音楽聞いてる人のヘッドフォンから漏れてる音じゃないからっていいのか?
子供がやってるからってなんでも大目に見てくれると思ってんのかこのドブス!
という怒りもややあったのだが、その前にまず、オモチャがなんて言ってるのかを聞き取りたい。
にゃんにゃんにゃんにゃん、ば〜。
3駅かかって俺は答えを導き出した。
と思ったら4駅目。
ドブスが降りるところで、それは「いないいないいないいない、ば〜」だったことが判明した。
そんな電車の中で、俺はよくマンガのネタを考えているのだ、ば〜。
★ひとくちメモ 今回の作品は2ページ目と3ページ目にまたがるコマがあるんですが、一色さんに頼んで当ブログ用に分割してもらっています。
★主人公の熊本弁は『BRAVE SONG』(http://bravesong.com/)のチャンシゲが翻訳してくれました。
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by hoya3104
| 2011-06-28 07:31
| マンガ 君はバイクに乗るだろう
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