酒巻 二郎 & Harley-Davidson XLH1000(2011 0520) |
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
年子のアニキとその友達。
★ 2 ★
一番とかはなく、いつも意味なくうれしい。
強いて言うなら、マシンから降りた時に「あ~、今日も死なないで良かった」と思いながら、マシンを眺めて一服キメてる時でしょうか。
★ 3 ★
レース中に痔が出た
革ツナギで武装してる時にウンチ漏らした。
その後、ターンパイク脇で野糞をしている姿が自他共に爆笑でした。
そのあと、友達がコンビニでとんでもないパンツを買ってきたのもスゴかった。
★ ★ ★
人口密度が高い電車の中で吊り革につかまっていると、不意に左足の靴底に違和感を感じた。
足の裏に何かが触っている。
なんだ?
誰だ?
もどかしい。
渋谷に着いて、どん兵衛渋谷駅ナカ店の前で「街中で靴脱いでる人ってあまり見ないよな」と思いながらブーツを脱ぎ、逆さまにして振ると、チャリン。
100円玉と10円玉が落ちてきた。
Gパンの左ポケットに穴が開いて、入れていた小銭が左足をつたってブーツインしてきたのだ。
数日後、同じパターンで革パンの左ポケットにも穴が開いていることが発覚した。
なんで左に限るのだ。
俺はポケットに手を入れる時、右より左に入れがちなのか。
左右平等じゃないのか。
そうか。
傘さす時とか入れてるね。
前後に2つずつポケットがある場合、俺は、後ろ右:手ぬぐい/後ろ左:財布/前の右:携帯で、前の左ポケットには小銭を入れているので、小銭をひんぱんに取り出しているともいえる。
小銭メインの人生ともいえる。
ちなみに、どん兵衛渋谷駅ナカ店は、どん兵衛1杯200円です。
二郎君と会うのは2回目だ。
1年前、原宿で会った二郎君は、緑色の超キレイなカスタムXS650に乗っていた。
そこは洋服屋さんの展示会だったので、てっきり二郎君もそういった関係の人かと思いきや焼き鳥屋さんだった。
でも体調不良で休業中とのこと。
元気になったらたのんますね。
ってことで別れて数ヶ月後に電話をすると、まだ体調は万全じゃないみたいだったけどXSは売ってスポーツスターを買ったという。
さらに半年後くらいに電話をしたら、まさにぼちぼち再開するところで、スポーツスターはアイアンスポーツになっていた。
二郎君のお店は、十条の小さな商店街にある。
向かいには篠原演芸場。
いわゆる大衆演劇場だね。
テレビのドキュメンタリーで見たことがある。
こういうところに出ている旅回りの一座には、全国を転々とするあまり、1年に何度も転校をしなくちゃいけない子供がいたりするのだ。
テレビに出てくる天才子役にはまったく興味ないけど、旅回りの大衆演劇の子役には興味があったのでウロウロしていると、激しいジャージを着て、角刈りベースで後ろ髪だけ伸ばした男の子が会場の外に出てきた、と思ったらもう1人、同じ髪型の男の子が現れた。
ダブルだ。
小3と小6くらいか。
名前は当て字系で漢字3文字な感じがした。
激しい兄弟に対抗すべく、小さな商店街で写真を撮ることにしよう。
程よいサイズの商店街とはいえ、意外と人通りがあり、「オニイさんカッコいいねえ」とオジさんから声を掛けられたり、夜の部を見にきたけどまだ昼の部が公演中で会場に入れず、演芸場前のベンチで待とうかという手持ち無沙汰な3〜4人のオバちゃんにじと〜っと見られたりして、二郎君は相当恥ずかしかったかもしれない。
写真を撮り終わり、お店に入ってくっちゃべっていると、初めて会った1年前の話になり「そういえば、あん時もその革パンでしたね」と言われて、まるで俺がそれを狙ったかのような、まるでちょっとしたサプライズ的に穿いてきたかのような、まるでそう言われるのを待っていたかのような気持ちになり、恥ずかしくなったのだが、そりゃあポケットに穴も開くわけだ。
外がにぎやかになってきた。
昼の部の公演が終わったらしい。
さっきの子役もいるかな。
と思ってドアを開けたら、目の前に青い着物を着て時代劇のカツラをかぶり、ばきばきにメイクした役者さん立っていて、オバちゃんと記念撮影をしていた。
よく見たらその着物は革製だった。
合皮だと思うけど。