小原 弘幸 & kawasaki Z1-R(2011 0526) |

Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
やっぱり『MADMAX』マッドマックス」です。
グースが最高にカッコ良かった。
★ 2 ★
普段、仕事(洋服のデザイン)のことを常に考えているのですが、バイクに乗っていると、頭が空っぽになる。
バイクの上では本当に何も考えていません。
自分にとって、唯一のリラックスタイムになると思います。
★ 3 ★
事故歴はもちろんありますが、特にないと思います。
★ ★ ★
おぼろげな記憶。
小原さんと会ったのは、某OLL馬場さんの結婚パーティだった。
そこはおぼろげではない。
宴会場でXSクワハラさん(http://youwbike.exblog.jp/15170844/)を見つけたので、ざーす。久しぶり〜。誰かナイスガイ紹介して〜。つったら小原さんを紹介してくれた。
そこもおぼろげではない。
家に帰ると財布に名刺が入っていた。
小原さんは洋服のブランドをやってるんだよね(これは確か)
バイクはZ1-Rって言ってた気が(おぼろげ)
でもって髪の毛は長かったような(おぼろ毛)
小原さんは『☆AYUITE☆』の代表でありデザイナーであり、なおかつ社員(1人)も兼ねている。
1着の洋服をゼロから作り上げて100まで面倒を見るというハイパーソロ活動なわけだが、その根っこは中学校2年生の時、お兄さんが買ってきた雑誌『メンズクラブ』にある。
初めて見るファッション雑誌は刺激に満ちていた。
また見たい。
もっと読みたい。
お兄さん部屋に侵入して読みあさる。
お兄さんが帰ってくるのを待ってから「見して」って頼めばいい気もするのだが我慢できないほとばしる青春 in 奥州。
イヴ・サンローランの見開き広告で手が止まった。
毛皮のコート、8万円か〜。
たっけーな〜……ん?
ゼロが1個多かった。
80万! クルマ買えるじゃん!
こんな世界があるのか!
視界が開けた。
奥州を旅立った小原青年は専門学校でデザインを学び、500人に1人の難関を突破してウルトラ有名ブランドに採用された。
2000人の中から4人じゃなくて、500人の中でたった1人の500分の1。
採用する側からするとどんなツモなんだろう。
というかこの場合、ヒキが強いのは小原さんか。
「デザインのことだけ考えろ」
ブランドを創設したデザイナーの言葉はシンプルだった。
ライオンがおはようからおやすみまで暮らしを見つめるのに対し、小原さんはおはようからおやすみまでデザインを見つめている。
俺だって朝から晩まで編集のことを考えようとしてるんだ一応。
つーても、いろいろ入ってくるじゃない。
でもどうだろうこの集中力のなさっぷり。
今も原稿を書きながらYou Tubeで『ガメラ VS イリス』をチラ見している。
ホントは『ガメラ VS レギオン』が観たいんだけどね。
たぶん小原さんにもそういう時期はあっただろう。
でも、いつも思考がデザインに向かうように自分を訓練したそうだ。
小原さんは洋服のデザインに殉じている。
何を見ても、まずデザイン。
「じゃあ例えば、今なんてどうなんですか?」
「そうですねえ、坂下さんがどんなカッコしてるかとか」
やっべ。
今日にかぎって小汚いスニーカーはいてた。
ユーミンの歌か。
でも実は小汚いスニーカーは今日に限ったことじゃなかったりして〜!
……そういうとこだよな……俺。


