飯塚 徹 & Harley-Davidson XL1200S(2010 1111) |
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
父親がバイクに乗っていて、小さな頃からタンデムでツーリングに行ったり、父親のバイク仲間のガレージで遊んだりしてたんで、バイクに乗って当然な環境で育ったというか。
映画だと『TAKE IT EASY』『ブラックレイン』『狂い咲きサンダーロード』『さらば青春の光』
マンガは『バイクメ〜ン』と『キラーBOY』かな。
あと『燃えつきるキャロル・ラストライブ』の岩城 滉一とかミスター・バイクの表紙で見たサリンジャー号。
それと『西部警察』の舘 ひろし。
★ 2 ★
少年時代、どっからか原付を持ってきて皆で走った時はサイコーでした。
そして最近また、集まって走るのが楽しい。
バイクがあると年齢に関係なく少年のような出会いが生まれる。
★ 3 ★
20歳の時に『TAKE IT EASY』で憧れてた函館に行こうと思い、速いバイクならすぐに着くだろうと400ガンマをフルローンで購入。
バイトを辞めて出発!
なんとか青森に着いて、橋を渡って北海道に行こうとしたんだけど、橋なんか、なかった……。
フェリーに乗る金もなかった……。
しかたなく下道で引き返したんだけど、野宿しながら「俺ってなんでこんなにバカなんだろう」って涙が止まらなくなった。
★ ★ ★
いい涙だ!
その涙を映画化したい。
映画が無理ならマンガにしたい。
マンガが無理なら僕のブログに載せよう。
だから載せたよ。
いい涙が載ってるブログはいいブログって言うからね!(初耳)
いい涙だ!
その涙になって君の頬をつたいたい。
とも一瞬思ったけど残念。
男の頬は僕の担当じゃないんだ。
あるはずだ。
ハタチの飯塚さんは信じていた。
津軽海橋とかいう橋を。
頭の上にはカモメが飛んでいる。
海を行くのは漁船の群れ。
はためく大漁旗。
船団を率いる大船長は今年で還暦だ。
港には40年間連れ添った妻が待っている。
または矢崎 滋かともさか りえか氷川 きよしが待っている。
今夜、飲みますか?
まるーーーっ!
ははははは。
たらふく食ってやる。
しこたま飲んでやる。
そしてべらぼうに走ってやるぜ!
待ってろ! アクセルの向こうの北海道!
つって。
青森まで行っといて。
橋がない。
って、どんだけデカいゼロなのかと。
どんだけ衝撃の事実に立ち尽くすのかと。
どんだけそして僕は途方に暮れるのか by 大沢 誉志幸なのかと。
どうせ途方に暮れるなら、でっかい途方に暮れようぜ。
男は「俺ってなんでこんなバカなんだろう」で出来ている。
年始を生牡蠣に当たりながら過ごした飯塚さんは『GRAPHOLIC』のボスです。
http://www.astro-corp.jp/grapholic/