吉川 香 & kawasaki Z250FT(2010 1107) |
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
後輩の乗っていたライムグリーンのKH250最終型 & 350SS。
そして、その2台が『こち亀』でスゴいバイクとして取り上げられていたこと。
子供の頃から『こち亀』の大ファンだった私は「あのマンガの登場人物がスゴい物と言っている物はスゴい物」という擦り込みがあります。
今まで何とも思わなかった後輩のバイクが、あの『こち亀』でスゴいバイクとして取り上げられていたので見直しました。
そして話を聞くうちに、後輩のバイクに対する愛情が目一杯伝わってきて、デザインの完成度の高さにも気づき「自分もこんなバイクに乗ってみたい」と思うようになりました。
★ 2 ★
初めて海沿いの道を走った時。
紅葉で真っ赤に染まった山の中を走った時。
新緑の木漏れ日の中を走った時。
私のFTは、本当に素敵な風景をいつでも見に連れて行ってくれます。
それも、波の音を聞いたり、緑の匂いを感じたりしながら、体全体で四季の気持ちよさを堪能させてくれる。
しかも、めくるめく早さで。
美術館に山ほどあるいろんな芸術作品よりも「五感で感じる自然の風景の方が断然素敵だ」とバイクに乗って初めて分かりました。
★ 3 ★
峠の走りがメタメタにヘタだった頃、30人くらいのツーリングであろうことか先頭になってしまいました、峠道で。
ヘタなので当然ノロノロ運転……後ろに迫る峠の猛者達からの「遅いよ!」プレッシャーが背中に猛烈に痛かった。
今でもそれがトラウマで、峠では周りの方々に「私の走りのせいでフラストレーション溜まらなかったか」と気を使ってしまいます。
まあ、自分が上手になればいいだけの話なんですけどね。
★ ★ ★
道ゆく人々の8割くらいが立ち止まって空を見上げていた。
スゴい立ち止まり率、そして見上げ率。
でもってスゴい見上げて携帯で写真撮り率。
しょうがないね。
スカイツリーだもの。
初めて近くで見た。
まだ工事中。
てっぺんに置かれたクレーンが想像を絶するほどにカッコいい。
最前線で、雨ざらしで、地上400メートルとかで風に吹かれているクレーンの身になって考えるとカッコいい。
憧れの存在といってもいい。
重機オブザイヤー。
完成型じゃなくて建設中のプラモデルが出たら作りたい。
川沿いの道は見物客用に舗装し直した感じ。
橋の真ん中あたりで彼女を中腰にさせ、右手でスカイツリーの先っちょを押さえるような仕草をさせて、遠近法を駆使したオモシロ写真(自称)を撮ろうとしている推定年齢30〜32歳くらいの男に幸あれ。
待ち合わせ場所を決めてメールを送る。
「分かりました。坂下さんはどんなカッコですか?」
カオリさんでナイスガイ(&ガール&ニューハーフ)の撮影はちょうど150人目。
このブログの撮影で初めて会ったナイスガイは結構な数になるのだが、そういや今まで一度も待ち合わせの目印というかカッコについては聞かれたことがない。
お互い顔も知らないけど、街の片隅のこの場所に今からバイクやって来ることを僕だけが知っていて、そこに1台のバイクが走ってきて「ざ〜す」みたいな。
でも今からココにバイクがやってくることを知っているのは世界で俺1人ってゼイタクな待ち時間だろ!
とまあ、ずっとそんな感じの出たとこ勝負でやってきたのでカオリさんにカッコを聞かれてハッとなり、そして「わ〜、なんか、事情があるお互い見ず知らずの男と女の待ち合わせみたい」って思った。
間違いなくお互い見ず知らずで待ち合わせだけど。
ということで、150人目にして初めて女の人を撮ったわけだが、カメラを向けられている間中、カオリさんは『龍馬伝』の話をアツく語りっぱなしだったので大人しめな写真はほとんどねっす。座忍。