あこがれの元店舗ライフ(青果店編)丸山ガレージ |
早くもないか。
でも、元店舗ライフを営んでいるナイスガイにはそうそう巡り会えるもんじゃないので1年で3件。
これはもしかしたらかなりのハイペースなのかもしれない。
誰の何と比べてハイペースなのか分かんないけど。
新井邸(http://youWbike.exblog.jp/13575887/)
池田邸(http://youWbike.exblog.jp/14517776/)
に続く物件はトライアンフ丸山君のガレージ。
過去の2物件は「邸」
つまりは新井君、池田さんともにそこに住んでいるのだが、丸山君の元青果店はあまりに環境が特殊でスパルタンなので、査察官(1人)的には遺跡として慎重に取り扱いたい物件だ。
「近くにガレージを借りてるんですよ。良かったら見てみますか?」
前回の撮影時(http://youWbike.exblog.jp/14186991/)、僕はガレージにお邪魔している。
相当なインパクトだった。
「まずはココで」なんつってガレージ前で写真を撮っている最中に目の前で丸山君がバイクを倒してしまったことも相当なインパクトだった。
その時、丸山君はたぶん心の中では涙のゲリラ豪雨だったのに無言でバイクを引き起こした後でガレージを案内してくれたのだが、地下室が隠されていることについては上層部からの指示なのか商店街の鉄の掟なのか一切口にせず、僕はその後、人づてに極秘情報を入手し、改めて査察を申し込んだというわけである。
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雑誌などを読んで「そのうち欲しいなあ」と思っていた程度で何も考えておりませんでした。
そもそもなぜ「ガレージ」が必要だったのでしょう?
特に必要とは思っとりませんでした。
どんな探し方をしましたか?
特に探してはおりませんでした。
他の物件はなかったのでしょうか? それとも他の物件もあったけどココにしたのでしょうか?
ありませんでした。
ココを知ったのはいつですか?
4年くらい前です。
それはどこで知りましたか?
呑み屋で呑んでたら、SRで来たジイさんが隣の元店舗に勝手にバイクを入れてから呑み屋で呑み、酔っ払い、元店舗の上で勝手に寝たところを見たからです。
初めて大家さんに中を見せられた時にどう思いましたか?
ココにバイクが置けたらどんなに素晴らしいだろう。隣呑み屋だし。部屋とかベランダに置いてた工具もココに置ける。隣呑み屋だし。
「別なトコ探そう」とは思いませんでしたか?
ココを貸してくれるかどうかも分からなかったので思いませんでした。
ココに決めた一番の理由は?
なんとなくユルいノリで過ごせそうだったからです。
ココのいいところを無理矢理にでも挙げてください。
1/呑み屋の常連さんがそこらへんに住んでるし、老人やお母さんと子供、犬の散歩する人らばかりで平和だし、皆良い意味で無関心。変な大人がいると敵視されることも今のところない。
2/地下室も含め、物を置く場所が多い。野菜を置く商品棚があり、後ろが鏡張りなので工具を置くとスゴい多く見えて興奮する。キラキラしている。
3/隣で呑んだ後にすぐバイクの傍らに行ってニヤニヤ出来る。
4/バイクをイジった後すぐ隣に行って呑める。
5/バイクをイジってる時に隣で呑んで気持ちよくなった常連さんに絡まれ、からかわれることが出来る。
6/その場合は「バイクばかりイジってないで★★★イジれ」という僕の独身をネタとしたパターンが多い。
7/逆に、知らない酔っ払いに「Zにしろ」とか「ハーレーにしろ」とか言われると病気になればいいのにと思う。
逆にココの欠点を無理矢理にでも挙げてください。
1/夏暑く冬寒い。
2/建物が古いので崩れやしないか。地下室の天井が腐っているようなので、その上のエリアにバイクが怖くて置けない。
3/地下室の階段が急なので、足を踏み外して落ち、骨折等をして動けなくなり、たまたま携帯は1階に置きっ放しで誰も呼べず、そのまま餓死しやしないか。
4/何回も階段を踏み外して地下室に落ちている大家さんに聞いたら、地下室はもともと野菜の貯蔵庫として作られたものなので常にヒンヤリしており、死んでも長持ちするそうです。
5/野菜を置く商品棚があり、後ろが鏡張りなのでバイク見てニヤニヤしている時や思い出し笑いしている時に、ちょうど鏡の自分と目が合うので俺は何をやっているんだろうと自己嫌悪に陥ることがある。
6/正式な契約を結んで借りてる訳ではないので、大家さんは気分ひとつで自分をいつでも追い出すことが出来る。いつ追い出されるか心配……つまり欠点というより心配事の方が多いです。
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改めて訪れた都内某所の丸山遺跡、いや、ガレージ。
日曜日の昼下がり。
1枚だけ開けられたシャッターの向こうで丸山君が作業中だった。
ま〜お茶でも飲みましょう。
とガレージの隣にあった自動販売機で缶コーヒーを買おうと小銭を投入したが肝心のブツが出てこない。
お店のオジさんにそのことを伝えると「管理してるのはウチじゃないんで販売機に書いてある番号に電話してくれ」とのこと。
やっぱりココは、何かある……。
まだ写真1枚も撮ってないのにいきなり不吉なオープニングだったのだが、約1時間後、自動販売機メンテナンス業者の方の出動により缶コーヒーは無事回収。
オマケに「ご迷惑をお掛けしたので……」とお金も返してもらっちゃいました。
丸山君、ご馳走さま!(正確には日本コカコーラさん)