三井 倉太郎 & HONDA CB750FOUR K1(2010 0912) |

Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?

チャリンコの延長です。
★ 2 ★
単車に乗っている時はいつでもサイコーと思っています。
単車の調子がいいとさらにサイコーです。
★ 3 ★
乗りたいのに乗れない時はいつでも最悪です。
★ ★ ★
最初からこうだったわけじゃない。
乗り出して10年目になるCBは、ずっとノーマルだった。
これは70年代風カスタム、つの?
きっとレアなパーツが特盛りなんだろう。
でも三井君は当時物のパーツがどうとかいうウンチクはコイツにゃ言っても分からないだろうと思ったのか(正解)一切語ることはなかったので僕からひとつ質問をぶつけた。
これは、なんつの?
族が鳴らすヤツでしょ?
「ミュージックホーンです」
みゅみゅみゅ、ミュージックホーン!
シオノギ製薬か。
それはミュージックフェアか。
つか「ラッパ」じゃないんだね。
いい響きだ。
「鳴らす」っつーより「奏でる」感じじゃないか。
近くで見るのは生まれて初めてだ。
音からしてプラスチックプラスチックしたちゃちぃ感じを想像していたんだけど全然チンケじゃない。
聞けばイタリア製。
イタリア人はクルマに付けたりするらしい。
赤いボディ。
それもバキバキの赤じゃない。
ちょっとくすんでいて落ち着いていて、紳士的ですらある。
そして「オマケのパーツじゃないんだぜ」と主張している。
3連、4連、5、6、8連。
連なるラッパの数で奏でるメロディが違うんだそうだ。
音は聞けなかったけど、ひとつ勉強になった。
ミュージックホーンはいいパーツだ。
カブに付けたい。
モペットにも似合うだろう。
「ほんじゃ撮りますよ」というタイミングで、「ちょっと待ってください」と止められた。
三井君はCBのフロントに回って正面から、そしてちょっと横から眺めている。
なに? どうしたの?
「風防のシワの寄り方が気になって……」
ふふふ、風防のシワの寄り方!
三井君は布たれをつまんだり伸ばしたりして一歩下がってシワの寄りっぷりを確認して、スタイリストみたいに「うん」とうなずいてCBの横に立った。
『ガソリンのゆれかた』は知ってたけど「風防のシワの寄り方」は知らなかった。
またひとつ勉強になりました。




