伊藤 裕司 & TRIUMPH TR6(2010 0828) |

Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?

高校生の時、コピーバンドやってて(クラッシュ、スターリン、スタークラブ、ピストルズ、奇形児など)「ロックにはバイクが絶対必要だ!」と思い込んでました。
それで、免許取ってバイク買う時「どんなバイクに乗ればいいのかな?」と考えた結果……。
パンクってイギリスだ!!
イギリスってロッカーズだ!!!
みたいな感じで、そん時読んでたマンガが『バイクメ〜ン』
「これだ!」と思い、親にSRを買ってもらって乗り回してました。
★ 2 ★
初めて北海道に行った時、「俺サイコーッ!」ってマジで思いました。
リヤシートにテント積んで走ってる感じがたまらなかった。
★ 3 ★
30歳の時に乗り出したのがCB750FOUR K2。
そのCB で北海道に行った時、中標津ってトコで赤いクルマにぶつかりました。
運転してたおばあちゃんは元気だったけど、CBはフロント廻りがグシャってなってて、なんか泣いた。
★ ★ ★
事故でCBが廃車になり、「そういえば昔、トラに憧れてたなあ」かなんか言いながら伊藤君はバイク屋さんへ行った。
バイク屋さんつっても某トラ屋さんである。
某トラ屋さんつってもTRIDEさんである。
誰からの紹介でもなく1人でプラッとやってきたことも珍しがられたそうだが、その頃の伊藤君はバンドマン。
パンク野郎丸出しなカッコも相当なインパクトだったらしく、それから「パンクス伊藤」と呼ばれるようになって今に至る。
ちなみにパソコンで「ぱんくすいとう」って打って変換したら一発目に出たのは「パンク水筒」……悪くない。
人生の岐路というかかなり重大な決意というか、そこは考えに考え抜いて決めなくちゃいけないだろう、ってこと、あるじゃない。
えー、例えば仕事。
詳細は省くけど伊藤君の場合、それはタイミングに速攻ライドオンな感じで「やるか?」「は〜い、やりますやります」で今に至る。
あー、例えば結婚。
こっちも詳細は省くけど伊藤君の場合、これまたタイミングと子宝に速攻ライドオンな感じで「結婚してくれるの?」「は〜い、しますします」で今に至る。
伊藤君はコロコロと笑い飛ばしながらそんな話を聞かせてくれた。
よどみがない。
テンポがいい。
そして、岐路でのドラマを聞いていたら、なぜだか高田 純次の顔が浮かんできた。
バイクも仕事も結婚も、全方位的に伊藤君の今に至りぶりは、笑いながら全部の信号無視して走り去るような感じである。
でも今、コロコロと笑えているんだから、正解なのだ。


