2010年 09月 30日
根田 喜行 & ROYAL ENFIELD BULLET 350 Custom(2010 0811) |

Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?

エンフィールドを買う前は、バイクには特に興味はありませんでした。
高校生の頃、周りに原付や単車に乗る友人はいましたが、あまり影響されることもなくママチャリで爆走していました。
暴走時は後ろ専門でしたし。
ただ、映画好きの少年だったので『大脱走』『MADMAX』『バニシング・ポイント』『イージーライダー』等は高校時代に観ていたし、古い映画が好きなので、その中に登場する古いバイクやクルマには自然と接していたと思います。
よく知りもせずにエンフィールドを衝動買いしたしたのは、そんな映画で観た名前も知らない古いバイクやクルマに影響かもしれません。
★ 2 ★
真夜中。
クルマ通りのほとんどない道。
エキゾースト音とメカノイズしか聞こえない。
小1時間走ってコンビニで缶コーヒー。
これ、最高に幸せです。
それと、バイクに乗っていなかったら絶対に出会っていない仲間達との出会い。
あとはエンフィールドの速度の限界に挑戦している時。
★ 3 ★
ホットロッドカスタムショーの帰り道。
体はヘトヘト。
先輩方とファミレスで夕食。
さあ出発。
という時に……「あれ? エンジンかかんない……」
プラグ外して確認。火が飛んでない。
キックは下りる。プラグ変えてもダメ。
アンメーター反応せず。
あぁイグニッション死んだかな。
イギリス製のイグニッションに散々文句をたれる。
やっぱ日本製じゃなきゃダメっしょ!
先輩方には先に帰っていただき、レッカーにてお世話になっているTRカンパニーの駐車場において帰宅。
翌日、メカニックさんから電話があった。
「エンフィールドね、置いてあるなぁと思ってね、チラッと見てみたの。そしたらね、キルスイッチがね、オフになってたの……。オンにしてキックしたらね、エンジンかかったよん」
それ以来、kill野郎と呼ばれています。
★ ★ ★
ぼちぼち世間的にはお盆休みという夏の日。
「1週間くらいツーリング行こうと思って」
いーねー。
「1ヶ月くらい休もうと思って」
いーねー。
根田君は仕事を辞めたばかりだった。
いーねー、って言ってる場合なのか。
場合なのだ。
充電しようそうしよう(充電天国)
どこに行こうか!
夏は北だよね。
まずは東北道をクルージング。
巨大サービスエリアはスルーして、小さめのパーキングエリアで高校野球を見ながら天玉ソバを食べる。
ごちそうさまでした。
でも「ハイウェイ・ソウルフード」って言葉は嫌いです。
そしてセミの声を聞きながらタバコを吸ったら出発だ。
そこから仙台あたりまで走ったら、高速を下りて45号線を北上する。
目指すは三陸だ。
リアス式海岸だ。
ウニ、ホタテ、岩牡蠣……そしてホヤ。
いやむしろホヤメインでいこう。
ホヤは珍味ジャパンのキャプテンだ。
キンキンに冷やしたホヤを腹が冷えるまで喰らえ!
って、行くのは根田君であって僕じゃないんだけど、僕には「どこかにツーリングに行きたいな〜」という話を聞くと三陸を激推奨してしまうクセがある。
「いいですねえ、ホヤ」
根田君が喰いついたのは三陸じゃなくてホヤだった。
まさか。
そんな。
驚いた。
酒は飲まない。
でも、珍味好き。
根田君の人生に何があったのだろう。
なんでまた珍味界で行きていく決心をしたんだろう。
ちなみに根田君の珍味ベスト3は……1位:牡蠣の塩辛/2位:ホヤ/3位:酒盗……とのこと。
つか、ホヤが1位じゃないのかよ!
怒りの矛先をエンフィールドに向ける。
しっかし、スゴいハンドルだ。
グリップが地面とほとんど垂直じゃないか。
絞って、下がって、じゃんけんぽん。
つか、このハンドルこそが珍味である。
ロングツーリングに出たら、たぶんどこかの骨が変形してしまうか、どこかの筋がおかしくなってしまいそうな気がする。
でも、根田君は「このハンドルがいい」と言って譲らないから頼もしい。
ニッポン珍味界の未来は明るいぜ。



by hoya3104
| 2010-09-30 02:00
| 3QUESTIONS
|
Comments(0)