マンガ『君はバイクに乗るだろう #4』 by 大森 しんや

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　しょっちゅうライヴであっちゃこっちゃ飛び回っているのでほとんど家にいない「留守王」THE NEATBEATSの土佐君（http://youwbike.exblog.jp/11068886/）が、珍しくこっちにいるというので、マンガの資料用に写真を撮らせてもらった。
　１年前、ブログ用に土佐君とベスパを撮った夜。
　土佐号はマフラーを留めているボルトをどこかに落とした直後だった。
　というか、「なーんかマフラーがガタガタするんですよねえ」つって地面に這いつくばっていろんなところをチェックした結果、ボルトが抜け落ちているのを発見したのが撮影の時だったのである。

　土佐君はなぜか乗るバイク乗るバイク調子が悪い。
　バイク不具合王。
　ある意味、見事な選球眼の持ち主だ。
　ベスパも相変わらずのようで、勝手にエンジンが止まったりするとのこと。
　それはベスパちゃん独特の小悪魔的な気まぐれなのだろうか。
　いや、単に調子が悪いだけだろう。土佐君には酒屋の若旦那・滝島君（http://youwbike.exblog.jp/11534626/）という強い味方がいる。滝島君はボランティアで土佐号の面倒を見てくれるのだ。全人類を代表して言うと「ほっときゃいいのに」という感じなのだが、このベスパはもともと滝島君が配達に使っていたもの。手書きの「酒屋」が味わい深すぎる。シート前部にメットホルダーがある。こういった「おー、こう使うんだこれ」的なチャームポイントはマンガで活きるのである（と、ここで「どれどれ？」的にもう一度マンガを読み直して確認する人が俺は好きだ）。ちなみにシートの破れかぶれぶりはマンガには活きていない。勝手にエンジンが止まる危険なバイクと笑顔で記念撮影。調子の悪いバイクが日本一似合う男かもしれない。